【名探偵コナン】最強というモノ程、理不尽なことは無いと思う。

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私…死んじゃった…んだ…。

受け入れ難い現実を目の前に、その場にへたりこんでしまう。気がつけば、手の甲にポタポタと雫が落ちていた。

「っう…くぅっ…」

嗚咽を抑えながら、溢れんばかりの涙を堪える。


…こんなところでへこたれる訳にはいかない。前向きなだけが私の取り柄だ。

ゴシゴシと乱暴に目元を擦ってから「よしっ！」という小さな掛け声を上げ、立ち上がる。



……はずだった。



「ぶへっ！」


品のない叫び声と共に、床とこんにちはをする。どうやら靴が濡れているせいで、滑ってしまったらしい。

「いや…こういう時ってさぁ……普通さぁ……何かさぁ……」


前向きなだけが私の取り柄…前向きなだけが私の取り柄…と心の中で呪文のように立ち上がり、ズボンを叩く。

目の前には真っ直ぐ続く木の床。不思議なことに、道がいり組んでいる様子もない。これなら、迷う心配もなさそう。

私は、その道を早足で進んで行った。


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ギャグが書けない作者であった。

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