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<02…Option> ページ11

扉を開けた先には、木々に囲まれていた。

一瞬森かと思ったが、人がちらほらといるのを見かけるので、どうやら公園らしい。

「ここ…がコナンの世界…?」

扉を閉めるのも忘れて、私は前へ数歩、歩んでいた。

視界いっぱいに広がる空は茜色に染まり、カラスの行き交う群れが見える。冷たい風が頬を撫でる度、木々はざわめいた。

……あ、そういえば私、どこから出てきたんだろう?

素朴な疑問にクルリと振り向くと、そこにあったのは……。

「………」

いや、だってこれ……。


仮設トイレじゃん!! なんでコナンの世界を繋ぐ架け橋的存在が仮設トイレなの!?よりにもよって仮設トイレ!!

何とも言い表せない気持ちを扉を閉める力に込める。……何か疲れたな。

今日一日色んな出来事があったせいか、今頃になって疲れが一気に押し寄せてくる。……早く帰ろう、と神様に渡された私の新居が書いてあるという紙を手に持ち、帰路を急いだ。


あぁそういえば、出入り口付近で見かけたんだけど、この公園の名前は『杯戸公園』なんだね。






「つ、疲れたぁ……」

いつの間にかポケットに入っていた鍵で扉を開けて、肩掛けバッグをやや乱雑に自分の部屋に置き、ベッドにダイブ。

新居というのは中々キレイなアパートで、部屋の中は元いた世界の私の部屋と何ら変わらなかった。これも神様の配慮というやつなのだろうか。

やんわりとした感触が、私の体に広がっていく。少し体を動かせば、慣れた摩擦が全身を擽ってくる。その度に眠気を誘っているように感じて……そのまま私は深い眠りに落ちた。



ーーーーーー
やっとここまで進められました。

ほとんど思い付きで書いたこの作品……こちらの方がストーリーとしては早く進んでいますね。

やっぱり逆トリップよりトリップの方が書きやすいですね。イイネ、イイネ。

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寝子 - ウミウシになっちゃえばいいんだ!!これ大好き (2月18日 23時) (レス) @page42 id: 57e090ea6a (このIDを非表示/違反報告)
まる - ウミウシで盛大に吹きましたありがとうございます笑 (7月22日 11時) (レス) id: a2e96a3a87 (このIDを非表示/違反報告)
ディちゃん(プロフ) - うwみwうwしwwwww (2022年3月18日 13時) (レス) @page42 id: 7ad8b1babb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - にょさんさん» いやわかればええやろ (2020年11月17日 23時) (レス) id: dd314e797a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウミウシの説明がじわりますw (2018年4月9日 16時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リッタ | 作成日時:2016年12月17日 14時

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