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mischief 107
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"〜赤組、早いです！青組がどんどん迫られています！白組は1位を独走中！…"
スピーカーからは熱の入った実況が流れ、叫びにも近い応援の声がグラウンド中に響き渡っている
そのひとつひとつの音が私の鼓膜を刺激して、やがて鈍い痛みとなって頭の中を駆け巡る
暑さと気怠さのダブルコンボに身体は悲鳴を上げていた
「Aー！楽しんでるかー？！」
『あれ、慎太郎。こっちまで遊びに来たの？』
「もう午前中の出番無くなっちゃってさ〜、A何か出た？」
『あー…私は何も、』
「やっぱり！なんか見かけないと思ったんだよ」
自分の応援陣地を離れて来たという慎太郎はいつも以上にテンションが高く、まるで小学生を見ている気分だ
慎太郎に気付いたジェシーも一目散にやって来て、目の前で大型犬が2匹、仲良さそうに戯れ始める
「Aってば全然競技参加しないんだよ」
「なー、走るの楽しいよ？」
『だって本読む方が好きだし…』
「本当、北斗みたい！」
『そういえば、ま、つ』
ぐらり。
「…ん？」
慎太郎が松村くんの下の名前を呼び、彼と仲良くなれたのか尋ねようとした時だった
ほんの少し、視線の高さを変えたつもりが、視界が大きく揺れて思わず目を瞑り俯いた
…ヤバイ。
心臓がバクバクと音を鳴らし本能が危険を察知する
「…、…丈…？」
「…！聞……か…！」
目を閉じても頭がぐらぐらと揺れ動き、周囲の音は私の元に届かない
立っているのも、もう限界…。
膝の力が抜けると同時に、私の記憶はぷつりと途切れた
___
更新遅くなり申し訳ないです。
執筆に当てられる時間が限りなく少ない状況で書き進めているのでこれからも皆様をお待たせしてしまうと思います。
忘れた頃にまた更新があると思うので、「そういえばこんな作品あったよね」くらいのお気持ちでお待ちいただけると嬉しいです。
続く (更新停止中)
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cotsu(プロフ) - しゅーさん» コメントありがとうございます！現在も地道に執筆しておりますので、もう暫くの間お付き合いください (2020年8月17日 23時) (
レス) id: 5204d1f036 (このIDを非表示/違反報告)
しゅー(プロフ) - すっごく面白くて高速で読み終わりました(笑)更新楽しみにしてます (2020年8月15日 13時) (レス) id: 4afded020b (このIDを非表示/違反報告)
cotsu(プロフ) - 美緒さん» コメントありがとうございます。とても励みになります！不定期更新ですが、なるべくはやく投稿できるように努力いたします(^^) (2020年7月5日 23時) (レス) id: 8baf4c5315 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - すごく面白いです！ハマりました！更新本当に楽しみにしてます！ (2020年7月5日 20時) (レス) id: bada07e1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年6月29日 1時
