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mischief 48
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「…俺、ちょっと羨ましいなって思っちゃった」
『何が？』
「花火、一緒に見られるの」
『…それ、どっちに対して言ってる？』
「んー、どっちだろうね」
曖昧に誤魔化して笑った彼自身も、どちらに向けて言ったのかはよくわかっていないようだった
『じゃあ来年は3人で見ようよ。…って言っても京本さんはよくわからないけど』
「…ふふ、良いねそれ。来年までの約束ね」
『え、あ…うん。覚えてたら』
「俺が覚えてるから大丈夫！」
私の唐突な提案に、笑って了承した慎太郎を見てどこか安心した自分がいた
「それで、Aは何をそんなに気にしてるわけ？」
『え？…何もないけど』
「嘘、朝から様子がおかしいもん。楽になるから吐いてみな」
全て見透かしているかのように問いかけられ思わず動揺してしまう
本人に言わないようにと十分言い聞かせた上で、前回の文化祭準備の後にあったことを慎太郎に話せば途中から彼の表情がニヤニヤと緩くなっていくのがわかった
『笑い事じゃないんだけど』
「そっか〜あの日の帰りに樹が機嫌悪くなったのはそれだったか〜」
『…それで、ちゃんと謝りたいなって』
「うんうん。で、タイミングを伺ってたらとんでもないミスをしちゃったわけね」
『それは…ごめんって』
「大丈夫、Aならちゃんと言えるよ。帰り俺とジェシーで先行くから、うまく引き留めて言いたいこと言いなね」
『慎太郎…ありがとう』
本当に私は、彼に頼ってばかりだ。
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cotsu(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えられるよう頑張ります(^^) (2020年4月23日 20時) (
レス) id: 73a5756da2 (このIDを非表示/違反報告)
IBU-00(プロフ) - コメント失礼します！お話の内容がとても良くて、続きが気になります！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2020年4月23日 19時) (レス) id: 6e2ff889a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年4月22日 23時
