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mischief 33
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アスファルトに熱がこもる住宅街を離れ、セミの声が幾重にも重なる並木道を真っ直ぐ突き抜ける
歩いて15分程度、学校とは正反対の位置にある市民図書館のガラス戸をゆっくり引けば、じわりと滲んだ汗が一気に冷やされた。
結局のところ、与えられた膨大な時間をどう過ごそうかと悩んだところで、こうして本に囲まれた生活を送るほかない
既に見慣れた本棚の並びから1冊を手に取り近くの席へ座るとトートバッグの中でスマホが静かに震えた
[ 今何してる？ ]
送り主は、京本さん
きっと彼も夏休みで時間を持て余しているのだろう
いや、彼にとって学校はあって無いものだから、関係ないかも
[ 近くの図書館に来てます ]
[ どこ？行っていい？ ]
私が文字を打つ半分の速さで返信が来ることに多少驚きつつ、現在地の情報を送信する
[ 10分で着く ]
「はや、」
思わず口から出た声は、呆気なく床へと落ちた
周囲に誰も居なかったのが幸いだ
気を取り直して本の表紙をめくれば、あっという間に非現実の世界へ入り込んでいった。
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cotsu(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えられるよう頑張ります(^^) (2020年4月23日 20時) (
レス) id: 73a5756da2 (このIDを非表示/違反報告)
IBU-00(プロフ) - コメント失礼します！お話の内容がとても良くて、続きが気になります！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2020年4月23日 19時) (レス) id: 6e2ff889a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年4月22日 23時
