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mischief 22
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気まずさを残しながら図書室を後にし、午後の授業も上の空なまま時間だけが過ぎていった
「おーい、Aちゃん、Aちゃん、生きてるかーい」
目の前で手をひらひらと扇がれて、自分が呼ばれていたことに気付く
その手の主はいつもジェシーと騒がしくしている森本慎太郎で、真ん丸と大きな瞳がこちらを見ていた。
『ごめん、何？』
「文化祭の実行委員、俺とAちゃんだって。頑張ろうね！」
『…ん？』
「いやー俺らくじ運悪いね、参った参った」
慌てて前の黒板を確認すれば担任が文化祭の役割を書き出していて、様々な係がある中で何度目を擦って見ても私の名前は"実行委員"の場所に書かれていた
「あは、Aちゃん顔真っ青！大丈夫、クラスをまとめるのは俺に任せて」
『お願いします…』
自信に満ち溢れた表情で笑う彼
ただ鬱陶しいと感じていた人間を、こんなにも頼もしく思える日が来るなんて考えてもいなかった。
状況をうまく飲み込めないまま僅かな安心と申し訳なさ、そしてにじり寄る不安が交錯して、頭の中は混沌としている
「じゃあこれでHRは終わりにするから。委員になった2人は後で職員室な」
「うぃーっす」
『…はい』
担任が去り一気に騒がしくなった教室にため息を溢す
彼に任せっきりという訳にもいかないし、私も頑張るか…
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cotsu(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えられるよう頑張ります(^^) (2020年4月23日 20時) (
レス) id: 73a5756da2 (このIDを非表示/違反報告)
IBU-00(プロフ) - コメント失礼します！お話の内容がとても良くて、続きが気になります！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2020年4月23日 19時) (レス) id: 6e2ff889a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年4月22日 23時
