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mischief 15
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『フライングは卑怯じゃないですか？』
「だってAちゃんの連絡先知りたかったし」
『言い訳が過ぎる』
100メートルは走っただろうか
いきなり全力疾走をしてキリキリと痛む心臓を抑えながら京本さんを睨むと、彼もまた胸を掴み息を切らしていた。
「あー久しぶりに走った。こんなに走ったの中学生ぶりくらい」
『嘘でしょ…』
「俺、体育祭も身体測定も、体育の授業も全部サボってるから」
何の自慢にもならないことを鼻高々に述べる彼に呆れて言葉も出ない。
息を整えた京本さんは、"立ち入り禁止"の看板が垂れる鉄鎖を軽快に跨ぐと、こちらを見て手招きした
『いや、さすがに駄目でしょう』
「大丈夫、誰も来ないから。信じて」
出逢って数分で授業をサボらせて自分をここまで連れてきた相手をどう信用しろというのか
ところが、頭ではそう考えているはずなのに私の足は一歩、また一歩と前に踏み出していく
そしてゆっくりと鉄鎖の下をくぐり抜けて立ち上がると、彼は灯台の扉に手を掛けていた。
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cotsu(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えられるよう頑張ります(^^) (2020年4月23日 20時) (
レス) id: 73a5756da2 (このIDを非表示/違反報告)
IBU-00(プロフ) - コメント失礼します！お話の内容がとても良くて、続きが気になります！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2020年4月23日 19時) (レス) id: 6e2ff889a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年4月22日 23時
