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しばらくの沈黙の後、
智「んふふ、だから俺も好きだって」
潤「だから、そういう意味じゃ…！」
智「じゃどういう意味？教えて？」
俺の首に腕を回し絡ませてきて唇が触れ合う寸前、
智「…こういうこと？」
不敵な笑みを浮かべて悪魔のような台詞を吐く。
普段からは想像もできない妖艶な表情に思わず見とれてしまった。
潤「！はなせ…」
そう声を絞り出すのが精一杯
なのに
智「別にキスなんて松潤には珍しい事じゃないでしょ？キスシーンだってドラマで何回もあったじゃん」
息が、出来ない。
心臓がバクバクいってる。
確かに、キスシーンなんてこれまで何度もあった。
だけどこれはドラマじゃない。
今目の前にいる人は…
そうか…
俺はこんなにもこの人が、
好きで…
求めていたのか。
でも、だめだ。これ以上は…
潤「…はなせ！」
智「ん〜いや」
…そうだ。この人酔ってんだ。
潤「リーダーって酒癖悪かったんだね…」
智「ん〜？酔ってなあ〜い♪」
…めちゃくちゃ酔ってんじゃん。
なんとか腕をほどくとリーダーは机に突っ伏した。
でも良かった。覚えてなければそれで。
だけどこんなになるまで飲むなんて。
やっぱ翔さん？
潤「ねえリーダー、翔さん呼ぼっか？」
智「！なんで！？」
さっきまで机に突っ伏していたのに勢いよく顔を上げる。
そして力なく呟いた。
智「翔くんは…だめ…」
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作者名：やまがた | 作成日時：2014年12月6日 0時
