やまありたにあり【SO】 (ページ11)

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あのとき、相葉さんは何かを言いかけた。

それは、俺が期待してること？

…何を期待してるんだ。

楽しいとか落ち着くとか友達同士でよくあることじゃん。

智「にのちゃ～ん、ごめんね～せっかくうまくいってたのに…」

和「？？」

翔「うまくいったんでしょ？」

和「…なんのことですか？」

翔「え？なんのことって…」

困惑する2人。

ていうか困惑してるのはこっちですよ？

智「にのさ…相葉ちゃんのこと好きだよね？」

和「はあ!?」

翔「俺たちが邪魔しちゃったね。」

なにいってんだこの人たち!!

和「なにいってんですか…勘違いしないでください。相葉さんが滑って転んだだけですから」

翔智「…」

なんだこの哀れむような目は!!

智「にのちゃん…無理しないで…」

和「してねー!!」

翔「俺たち味方だから」

？？？

雅「おまたせ！じゃ雪合戦はじめ～！！」

ナイスタイミング(？)で相葉さんが潤くんを連れてやってきた。

潤くんいやいやみたいだけど。

…助かった。

あーもう、おじさんたちが変なこと言うから柄にもなく焦った。

勘違いするな俺。

違う違う

『好き』

とか…

ありえない。

ましてや、相葉さんが言いかけた言葉がそれなんて。

ない

絶対にありえない。

それからは、一心不乱に雪合戦に没頭した。