やまありたにあり【SO】 (ページ1)

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シュガーアンド…シュガー？【SO】1 ページ1

しょーくん、俺の事好き？

なに？いきなり

翔side

今俺たちは飲んでる。

翔「飲み過ぎだよ智くん」

智「ん～まだいける」

翔「もうやめときなって、どうしたの？今日ペース早くない？」

智「ん～潰れても翔くんがいるから大丈夫～」

なんていつものふにゃっとした笑顔で飲み続ける智くん。

俺の事は信用してるって事？

うれしくて思わず顔がにやけたけど。

少しは警戒してよ。

俺も男なんだからさ。

そんなかわいい事言われて自分を押さえられるかな？

俺は智くんが好きだ。

だけど、そんなこと口が裂けても言えない。

男が好きなんて、言えるわけないでしょ。

まして彼は仕事仲間なんだから。

この気持ちを知られてしまったら、やりづらくなるでしょ？

それに振られちゃったらって思うと…言えない。絶対言えない。

それでいい。あなたのそばにいれたら…それだけで。

この気持ちは一生隠し通すつもりだったんだ。

翔「…て智くん？おーいさーとーしーくーん…」

あーあ寝ちゃったよ。
どうすんの？これ？
送ってあげるべきだよね？

でも困ったな…俺智くん家知らないや…

ちょっとやそっとじゃ起きそうにない。
しょうがない、家に連れてくか。

酔いつぶれた智くんを引きずってなんとか帰りついた。
いくら小柄とはいえ完全に酔いつぶれた男一人を運ぶのは大変だ。

俺だってまあまあ酔ってるし。

翔「…智くん」

起きる気配なし。仕方ない今日は泊めるか。

智くんをベッドに運んだあと俺は一人を飲みなおすことにした。

だってそうでもしないと落ち着いていられそうもなかったんだ。

大好きな智くんが俺んちのベッドで寝てるんだよ…
今になって考えたらお持ち帰りしちゃってるよねって急にドキドキしてきちゃって。

酒の力にたよるしかないでしょ…あー早く俺も寝ちゃいたい…。