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翔side
限界だ
もう耐えられない
壊れそうだ
智くん…俺をどうしたいの？
ニノと智くんがキスしてる。俺が来るってわかってて？
その場で立ち尽くしたままどれくらいの時間が過ぎたのだろう。
永遠にも感じられるほど長かった。
不安、絶望、怒り、いろんな感情が渦巻く。
悲しくて、切なくて、信じられない、いや、信じたくなくて、だけどどうしていいかわからない。
だけどその時間は唐突に終わりを告げた。
和「あ…翔…さん」
ニノが俺に気付いて気まずそうに顔を逸らす。
智「あ、翔くん、来たんだ」
何事もなく俺を呼ぶ智くん。
智「じゃ俺帰るわ」
和「え!?」
そう言って智くんは帰っていった。
また、何事もなかったかのように―
俺、もう壊れてしまうよ。
いつのまにか涙が頬を伝っていた。
和「あー…えーと、これはですね…」
ニノがなにか言おうとしたけど俺はその場から思わず逃げ帰った。
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革ベルト
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作者名：やまがた | 作成日時：2014年12月5日 9時
