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「んー、そっか。それでも、ノブはずっとAちゃんの後輩だよ。どんなに立場が逆転しても、ノブはAちゃんの事、すっごい尊敬する先輩って言ってたし」

「多分、ノブはずっとAちゃんの後輩で居たいって思ってると。あの感じは」

「そ、ですか…」

「うん。ノブってあなたがが思ってるよりあなたの事好きだし」

「へ、…?」

「うんうん、だから絶対大丈夫」

「あれ、須貝さん?」

「あ、ノブ、おつかれさん」

「お疲れ様です」

「…んじゃ、俺は戻るわ。飲みもん入れに来ただけだし」

「あ、はい」

須貝さんと入れ替えに戻って来た彼に感謝を伝え、何か奢るよ、と近くのコンビニへ。
それで直ぐに帰宅の時間が来て、ノブ君に先帰るねとだけ言ってオフィスを後にした。





「あー、今日も可愛かったなぁ…」

オフィス、Aさんが帰ってしまったので気にすること無く声を出す。

「今日も言ってんね」

「あー須貝さん、だってめっちゃ可愛かったんですもん」

そう応えるとそれも毎日言ってる、と笑われた。
だって可愛いのは事実だし。
ちっさいからずっと上目遣いなのも、コロコロと変わっていく喜怒哀楽も、俺がAさんに頼らなくなってちょっと寂しそうなとこも、全部全部超可愛い。

「あそうだ、Aちゃん寂しいって言ってたよ」

「…え、」

「ノブがしっかりしすぎてて、そのうち手の届かない遠い所まで行っちゃて、後輩でもなんでもなくなっちゃうかもって」

「えぇ何それ、超可愛いじゃん」

「可愛いって、あんたね…」

「だってさ、俺が居なくなるかって心配してるなんて、超可愛いでしょ?俺がAさんから離れるわけ無いのに」

「まーそれだけ好きならね」

「なんでAさんの靴に発信機つけてるかって話ですよ、いつも使ってる鞄につけてる盗聴器も、全部Aさんの事が可笑しくなるほど大好きだからですよ」

「まぁ、愛のカタチって人それぞれだもんな」

「福良君もそっちの気配あるし」

「でも、ちょっと意地悪しすぎたかなって俺も思ってますよ。寂しい…か、ちょっと頼ってみようかな」

「いいんじゃない?Aちゃんめっちゃ喜ぶよ」

「あーあ、Aさんずっと俺だけ見ててくんないかなぁ」

「その未来も遠くないかもね」

「ふふ、楽しみ」

(Aちゃん、ノブ結構愛重いタイプだわ。頑張れ)




________
初ノブ君です。
なんだかヤンデレになっちゃいました。
でもこれはこれで好きです私は。

仲が良すぎるのもまた一難_sg→←先輩!立場が危ういです!□nb



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作者名:うゐ | 作成日時:2022年7月11日 16時

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