17 -Past- ページ17
それから２週間後、智くんは無事退院。
退院後、俺はメールを送っていたのだが、３日経った今もまだ返って来てない。
仕事が忙しいか、磊落な性格の彼のことだから、返信が面倒なのだろうと思っていた。
そうは思いつつも、なんとなく気が落ち着かない。
たまには、遊びに行ってもいいよな。
仕事帰りに、少しだけ寄ってみよう。
こんな時間に迷惑だと思いながらも、智くんのアパートへ向かった。
高校生の頃は、よくこうして彼の家に遊びに行ったものだ。
インターホンを鳴らして暫く、ゆっくりと玄関のドアが開いた。
「久しぶり。
ちょっと仕事帰りに通ったから。」
勿論、故意で訪れたのだが、そうは言えなかった。
退院後、初めて会った彼は、どこか憔悴した顔つきに見えた。
「あっ、翔くん...。
久しぶり」
そうニコッと笑った彼だが、やはり浮かない表情。
やっぱりいきなり来たのは迷惑だったかな...。
「今、大丈夫だった??」
「うん。入っていいよ」
「お邪魔しま〜す」
リビングに入ると、脱いだ洋服やチラシなどが広がっていた。
正直、A型で几帳面の彼の家が散らかっていることに驚いた。
この前訪れた時は、きちんと整理整頓されていたのに....。
「散らかってるけど、ごめんね。
そこ座っていいよ」
そう言い、彼も俺の向かい側に座った。
すると、あるものが目に付いた。
テーブルの上の飲みさしの缶ビールだ。
飲酒がいけない訳ではないが、智くんは喘息持ち。
たくさんの飲酒がダメなことは、医者からも言われているし、何より本人が一番理解しているはず。
「智くん、お酒....飲んでるの？」
俺が心配した面持ちで尋ねたのを見て彼は呆れるように笑った。
「そんな顔しないでよ。
たくさん飲んでないから大丈夫」
「でも、退院したばっかでしょ。
まだ止めた方がいいんじゃない??」
「わかったよ。
これ以上は飲まない」
そう言い、智くんは俯いてしまった。
アパートに上がらしてもらったのに、いきなり説教になってしまって申し訳なかったが、お酒を止めてくれたので俺は安心した。
しかし、智くんは散らかったリビングでお酒を飲んでいた。
何かあったことは確かで、会話の中で聞こうと思ったそのとき、彼が話し始めた。
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こう(プロフ) - 美唯さん、ありがとうございます(^^)これからも楽しんで頂けたら幸いです (2018年3月19日 23時) (
レス) id: 4fb03ffa7f (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 更新嬉しかったです。また続き楽しみにしてます (2018年3月19日 18時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 彩矢さん、ありがとうございます(^^)ペースはゆっくりになりますが続けていくつもりです^ ^ (2018年3月19日 15時) (レス) id: 4fb03ffa7f (このIDを非表示/違反報告)
彩矢(プロフ) - こんばんは。はじめまして。久しぶりの更新、嬉しかったです。これからの続き、楽しみにしてますね(^^♪頑張ってください。 (2018年3月18日 23時) (レス) id: e1a7eed6d1 (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2015年10月16日 20時) (レス) id: a7a271df65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こう | 作成日時：2015年10月13日 20時
