デュエス/l`m missing something in my heart ページ2
梨乃
エースside
「エース、じゃ、行ってくる」
そんな言葉を寮の玄関で聞く。
俺はただ下を向いたままだ。
今彼奴の顔を見たらそれこそ引き止めたくなってしまう。
彼奴はこれから他学校との交流だ。今日行って明日の夕方頃帰ってくる。所謂一泊二日だ。
だれも行きたくないと言っていた為、デュースが立候補した。
誰だってそうだ。いきなりこれから他の学校に3日行ってもらいますなんて言われたら嫌だと答えると思う。
しかし元ヤンだがこれでも真面目なデュースだ。
他学校で色々な事を学びたいと思ったんだろう。
「エース？」
デュースが何も答えない俺を心配に思ったのか此方をのぞき込む。
「ッ....」
「あっ....ごめん」
俺が反動で半歩下がると、そんな俺の様子に
気が付いたのか謝罪の言葉を述べた。
「あっ、大丈夫.....」
本人の前で行くのが寂しいなんて言える訳もなく。
俺は強がって大丈夫、と強めに言った。
暫くして、そうか。なんて寂しそうな声色が聞こえてくる。
なんだよ。まるで引き止めてほしいみたいな声色。
お前だろ、行こうとしたのは。
しかしそんな事も言えるはずもなく。
「......っぁ、俺、いくから」
暫くの沈黙の後、焦ったように話しを切り上げる。玄関の上の時計を見ると
もう結構ギリギリの時間だった。
俺も行く時間は一応把握しているので
そろそろ引き止めたら駄目だなと思い小さな声で言う
「いってら....」
デュースは驚いたような表情を一瞬してから、
「いってくる」なんて俺の頭を撫でながらやさしく言った。
＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿
いつも隣にいる彼奴がいなくて俺も気分が下がっていた。
魔法薬学では失敗したり、監督生に任せっきりだった。
「はぁ....」
昼、食堂で溜息を零すと、後ろから大丈夫かと声をかけられた。
後ろを振り向くと、トレーに食べ物を置いた監督生がいた。
「どうしたの、デュースがいないから？」
少し煽り気味に言われるが今の俺にはそんなのを返す勇気すらなかった。
俺は気力なくそうだよ。なんていうと、素直だなと返ってくる。
悪いかよ.....
「そっか....エースはデュース大好きだねぇ」
「っ....」
否定は出来ないがこうやって言葉にされて言われるとなんだか...
恥ずかしいというか。認めたくないというか。
それも俺の意地の強さが出ている気がした
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水誓 夢月@ポッセ同盟(プロフ) - 実は私、こういうアニメとかゲームとかの二次創作腐そのものが地雷でして…この作品を見て克服したいと思います…！！ (2020年12月31日 13時) (
レス) id: ca7c35e793 (このIDを非表示/違反報告)
水誓 夢月@ポッセ同盟(プロフ) - にゃーめー@新垢さん» ありがとうございます…！！では、マレケイとレオイデ……でお願いしても…？ (2020年12月31日 13時) (レス) id: ca7c35e793 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーめー@新垢(プロフ) - 水誓 夢月@ポッセ同盟さん» 出来ますよー！ (2020年12月31日 9時) (レス) id: b04e530de1 (このIDを非表示/違反報告)
水誓 夢月@ポッセ同盟(プロフ) - まだ始まってないですが、CPのリクエストってできますかね？シチュだけでしょうか…？(・Д・´* )ｷﾗｷﾗｷﾗｷﾗ(期待の眼差し) (2020年12月31日 0時) (レス) id: ca7c35e793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作者ホームページ：htpp://uranai.nosv.org/u.php/
作成日時：2020年12月30日 21時
