優しい海 ページ25
Ｃ『リコちゃん。もうすぐ着くよー。』
チャンミンが運転し、Aとリコを乗せた車は海岸線を走っている。
久しぶりの秋晴れ。
シーズンが過ぎた平日の海は閑散としていた。
「チャンミンあんまり飛ばしちゃだめ！！スピード違反しただけで明日の新聞でちゃうから。ね。
“東方神起 チャンミン 日本の休日。子持女とスピード違反”って(笑)」
Ｃ『(笑)大丈夫。僕はいつでも冷静で慎重ですから。』
・
「わぁー。久しぶりだなぁ。いいね。やっぱり海は。」
鳶が空を旋廻しながら鳴いている。
公園の地下駐車所に車を停めた。
Aはチャンミンに気づく人がいるんじゃないかと気になって仕方ない。
比べてチャンミンは全く気にしている様子もない。
久しぶりの休みを自由に過ごしたいと言った。
・
10月の優しい風。
海の香り…。
リコを真ん中に三人で手を繋ぎ照れくさそうに笑うチャンミン。
三人で裸足になって波が来るのを楽しんだり、貝殻を拾ったりした。
・
Aはシートに座って、リコと遊ぶチャンミンをずっと見ていた。
(この穏やかな時もすぐに消えてしまうのかな…。)
Aにとってこの一年半がトラウマのように哀しい未来を連想させてしまう。
・
リコを抱いたチャンミンが腰のあたりまで海に浸かっている。
Ｃ『Aさーん。おいでよ！！全然冷たくないから！』
「無理無理ー。着替え持ってきてないんだからー。」
Ｃ『着替えなんて買えばいいでしょー！早くーおいで！』
Aは砂浜の貝殻をよけるように海に向かう。
「ほんとだ。冷たくないね。今日は暑いもんね。」
Ｃ『Aさん。おいで。』
チャンミンが片手でリコを抱き、もう片方の手でAを抱きよせた。
時々くる大きめの波にふらつきそうになってもチャンミンの身体はびくともしない。
日差しを浴びた海面がキラキラしていて眩しかった。
Ｃ『Aさん。あの島見て。。』
Aが江の島に気をとられるのと同時にチャンミンに触れるだけのキスをされた。
「リコを落とさないでよ(笑)」
チャンミンはリコを抱く手に力を入れて
もう一度。
今度は深いキスをした。
優しい海の中で…。
・
ラッキーアイテム
革ベルト
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begin5782(プロフ) - ちょっとﾋﾛｲﾝの行動が理解出来ませんでした。ご免なさい。 (2017年10月7日 0時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - すごい面白くてあっとゆーまに読んじゃいました(*^^*) チャンミンの気持ちもいいけどジェジュンも切ないし辛い(>_<)続き楽しみです☆ (2011年12月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 47de5b6048 (このIDを非表示/違反報告)
りん - チャンミン焦らずじっくりとわたしを見つめて欲しい私も誰かの代わりじゃなくチャンミンをみなきゃねまた同じこと繰り返してしまうよ… (2011年12月5日 23時) (レス) id: 9d339d6eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - ジェジュンがいっちゃったよ（ ; ; ）また戻ってきてくれるのかな？チャンミン（ ; ; ） (2011年12月5日 3時) (レス) id: a113dd8624 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 避妊しなきゃだめだよ〜壮さんはこんなこと望んでいるかな？チャンミンもわたしのこと軽蔑するよねか？ばかねわたし… (2011年12月4日 22時) (レス) id: 2b757b2b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：macori | 作成日時：2011年12月3日 11時
