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「ひかぁ、おはよー」
「おはよぉー」
毎朝お決まりの大あくびとともにリビングにやってくる、愛娘のはな。
3歳。
おしゃべり大好き、いたずら大好き。
時々甘えんぼ。
俺のことを「パパ」ではなく「ひか」って呼ぶ。
人一倍おませな女子。
「ひかぁ、はな…ママの夢みたよ」
ママがいなくなってもうすぐ1年。
この1年。
嬉しいこと。
悲しいこと。
目まぐるしく、いろいろあったけど、
共通してるのは、いつもそばに、はなの笑顔があって、その笑顔に励まされながら、毎日2人で歩んできたこと。
「そっか、、どんな夢だった?」
「あのね、ママとひかとはなが、3人でぎゅーしてる夢♡」
へぇ、いーなー。
純粋にうらやましい。
「はな。それってさー…こんな感じ?」
小さなはなを抱きしめる。
「あははは♡違うよ、だって3人じゃないもーん!だから違うじゃん」
「あーー。そんなこというコには、こちょこちょしちゃうぜ」
「きゃーっはははっ♡あははっ」
はなは、かけがえのない俺の宝物♡
この子のためなら、どんな困難も乗り越えていける。
そう確信してる。
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作者名:青空 | 作成日時:2018年6月14日 23時