夕立ち【ky】 (ページ25)

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24話目ページ25

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自分の部屋に入りベッドに身体を投げ込む
スマホを取り出し、ある人に電話をかける

「、、、もしもし？フジ？」

「、、こんな時間になに、、、」

一緒に動画を撮っている実況者仲間のフジだ
こいつは色々と変なとこがあるが一応既婚している
まあ良い奴だ

「あのさぁ、この前言った子いるじゃん」

「、、、うん」

寝ていたのか、返事が遅い

「そんでさ、その子をさ、あの、、」

「、、さっさと言えって、Aちゃんだろ？お前がゲーム実況界では人気なの知らない子だろ？その子が何だよ」

びっくりした、、急にめっちゃ喋るじゃんこいつ

「いや、Aちゃんを元気にしたいから、、明日最俺で集まって元気づけたいなぁって、、」

「、、、、っふふはははは！！」

こ、こいつ、、、、こんなに人が真面目に言ってるっていうのに、、、

「笑うことねえだろ！」

「いや、だってどんだけあの子の事好きなんだよ！」

「はあ？！好きで悪いかよ！！」

「別に悪くないけど！まぁいいや、明日キヨの家ね、ヒラとこーすけには俺が言っとくから」

「おう、ありがとう」

何だかんだ言って俺のことを助けてくれんのはありがたい

明日Aちゃんが上手くいってもいかなくても、元気をつけたい
あいつらは良い奴らだから、きっと喜んでくれる

明日はAちゃんの為にいつもは作らない朝ごはんを作ろう

ゆっくり目を閉じて眠りについた

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スマホのアラームで目を覚ます
、、、朝ごはん作らなきゃ、、！
むくっと起き上がりのそのそと部屋を出る
リビングに行く途中Aちゃんの部屋を覗く
よし、まだ寝てる

キッチンに行き冷蔵庫を開く
まあ朝ごはんなんて簡単だろ、要は朝ごはんを作ればいいんだろ(？)

なんて、余裕をぶっこいていたら察した通り手こずった、結局は無事に作り終えたのだが、思ったより時間がかかってしまった

もう起きちゃったかな、、と思った矢先丁度いいタイミングでAちゃんが起きてきた

『おはようございます、、いい匂いですね』

寝起きだからか口調が昨日よりふわふわしてる
か、かわいい、、、、てか、敬語直ってるし、、
かわいくて思わず微笑んでしまった

「ふふ、おはよう、もうすぐできるから着替えておいで」

しばらくして全ての仕度を終えたのでAちゃんを呼ぶ

「Aちゃ～ん！出来たよ～！」

『は～い』

洗面所から着替えてきたAちゃんがやってきた

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