夕立ち【ky】 (ページ24)

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23話目ページ24

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一緒に作ったのはオムライスでAちゃんは器用なのだが、料理をするのにまだ慣れていないらしくぎこちなかった、可愛かったなあ、それに、完成してお腹がなっちゃったのも可愛かったな、ほんとに妹みたいなんだよな

Aちゃんが席につくのを見て、飲み物が無いことに気づく

「あ、飲み物」

冷蔵庫に向かおうとすると

『あ、キヨさん、、すみません、ありがとうございます』

「いいってことよ、はい、どうぞ」

『すみません、、、ありがとうございます、、』

、、、なんか、、薄々思っていたけどAちゃんって謝るの癖なのかな？軽く会った時からの記憶を遡ってみるが結構言ってる気がするな、、

気になって聞いてみた

「Aちゃんさ、すぐ謝るのって癖？」

『え？』

「ほら、今さっきとか、飲み物取りに行った時とか」

Aちゃんは思い出しているのか、目線を横にする、そんなに意識してないのかな？

「もしかしてあんまり意識しないで言ってるでしょ、謝ることができるのはいい事だけど自己肯定感が低くなっちゃうよ、」

「あと、敬語も外してよ、飯食べる時敬語だと堅苦しいでしょ」

なんか俺意識高い人みたいだな、と考えると小恥ずかしくなり、ちょっと笑ってしまった

『いいんですか、、、？私も一応泊まらせてもらってる身だからせめて敬語は、、、』

「泊めてる俺が言うんだからいいの！」

どこまでも礼儀正しくて優しい子だ

『じゃあ、よろしくね、、キヨさん』

「うん、よろしくなAちゃん」

顔を見合わせて改めて言うとやはり恥ずかしくて2人で、ふふと笑った

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Aちゃんが寝た後、Aちゃんが寝てる部屋にそろっとお邪魔した、安心しろ、そういう襲いこみとかじゃないから

Aちゃんの寝顔を見る
明日、お姉さんとちゃんと話せるかな
また泣いてしまったらどうしよう
そしたら、俺が守ってあげないと
そういえば、Aちゃんは俺の事どう思ってるんだろう、ただ単に仲が少し良くなっただけの関係だと思ってるんかな、というかお互いの好きな食べ物も深く知らない

寝息をたてる彼女の頬を壊れ物を扱うみたいに指でそっと撫でる

こんな事を考えてしまうのはいけないことだと思うけど、Aちゃんも俺の事を想っていてほしい
最近わがままかな、俺

小さなため息をついて部屋から出る

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