夕立ち【ky】 (ページ11)

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10話目ページ11

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「今この時間に帰すの危ないな、、、」

キヨさんがぼそっと言うと

「今日俺の家泊まりなよ」

なんてとんでもない事を言うもんだから

『え？』

思わず聞き返してしまった

「もうこんな時間だし、腹も減ったでしょ？飯食べるついでに泊まっちゃいなよ」

え、え、そんな、、ねぇ？？
男の人の家に泊まるのは人生で初めてだ

頭の中がぐるぐるしたが、時間も時間だし甘えることにした

『ほんとに、、、すみません、、、』

「はは、全然いいんだよ、誘ったの俺だし」

『あ、ご飯手伝います、、』

「お、助かる」

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「よし、できた」

作ったのはオムライスいい匂いがするのでお腹が鳴ってしまった

「ふふ、早く食べよっか」

今とてつもなく顔が赤いだろうとてつもなく恥ずかしい

2人が席に着くと、

「あ、飲み物」

キヨさんが飲み物を取りに行った
どうしよう、泊めさせてもらうのに全部キヨさんにやらせてる気がする

『あ、キヨさん、、すみません、ありがとうございます』

「いいってことよ、はい、どうぞ」

『すみません、、、ありがとうございます、、』

いただきますをしようとした時

「Aちゃんさ、すぐ謝るのって癖？」

『え？』

「ほら、今さっきとか、飲み物取りに行った時とか」

もしかして、『すみません』のことか？
そんなに言ってたか、、、？

「もしかしてあんまり意識しないで言ってるでしょ、謝ることが出来るのはいい事だと思うけど、自己肯定感が低くなっちゃうよ、」

「あと、敬語も外してよ、飯食べる時敬語だと堅苦しいでしょ」

キヨさんは恥ずかしそうに笑った

『いいんですか、、、？私も一応泊まらせてもらってる身だからせめて敬語は、、、』

「泊めてる俺が言うんだからいいの！」

『じゃあ、よろしくね、、キヨさん』

「うん、よろしくなAちゃん」

なんだかお互い小恥ずかしくてなってしまったが、キヨさんとの関係は友人の域まで達していた

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