八十 ページ39
チクタク、チクタク
時計の音だけがやけに響く部屋の真ん中で、及川さんは頭をずっと下げていた
今どれくらいたったのだろう。もう随分と及川さんのつむじを見つめてる気がする。
及川さんの行動は、私にとって予想外すぎた。皆私を憎むと思ったのに
戸惑っていると、後ろからポンポンと肩を叩かれ、及川さんの頭部を鷲掴みにした手が見えた。
その手はそのまま頭部を持ち上げ、無理矢理及川さんに頭を上げさせる。
「ちょっといったいなあもう。時透君」
そう、頭を無理矢理上げさせた手は、時透君のものだった。
「いだだだ頭はもう上がってるから！及川さんこの髪のセットに３０分かけてんのよ！」←
時透くんは、及川さんのシリアスをぶち壊す魂の叫びをスルーし、未だ息が荒い矢巾さんの所へ向かった
「まずは・・・僕、前に言ったよね。“お前らの身勝手をA押し付ける事だけはすんなよ”って。
お前らがそいつに操られていたとか知らないし。僕にとって、Aが冤罪を着せられてお前らにいじめられているっていう状況は１００パーお前らのせいなんだよ」
「それを今さら騙されてたからしょうがないよね、これから仲良くしようなんて正にお前らの都合じゃないの」
時透くんが青城の人達に注意をしたというのは初耳だ。そして、時透くんがここまで展開が読めていたことにも驚く
時透くんはそのまま矢巾さんの肩をドンッと押し、矢巾さんがよろめいたところで必死になって頭を直している及川さんの所へまた戻ってきた
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りんこ(プロフ) - マトイさん» ありがとうございます！西条編もそろそろ終わりだと思いますが、引き続き読んでいただけたら幸いです(*´∀｀) (2020年11月6日 18時) (
レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
マトイ - この作品面白いです！！！これからも応援してます！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - Honomi1204さん» 嬉しいです！応援よろしくお願いします((o(^∇^)o)) (2020年9月19日 12時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
Honomi1204(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください (2020年9月19日 8時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - 恋(レン)さん» アザっす！これからも頑張ります！ (2020年8月3日 20時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんこ | 作成日時：2020年7月14日 20時
