検索窓
今日:84 hit、昨日:17 hit、合計:177,986 hit

七十二 ページ31

「すみませぇん、もう寝たいんですがぁ」



冨岡さんの愚痴で暴走機関車見たいになったしのぶさんをなだめていると、西条さんが戻ってきた。



「あっ・・・ごめん、じゃあもう寝ようか。Aちゃんたちは久々にゆっくり寝れる日だと思うし」



「そーだね」



皆あんなに盛り上がっていたのに、西条さんが入ってきただけでここまで盛り下がるものか。



夜まで迷惑をかけていたのかと思うと、少し申し訳なくなった。





























ーーーーーー
次の日の昼



「やっぱり鬼殺隊メンバーはご飯作るの上手ね」



「昔はもっと不便な道具で日常的に作っていましたからね」



皆でワイワイご飯を作っていると、なにもしていなかった西条さんがこっちに近づいてきて、私の目の前に立った



『夜鳥さぁん、ちょっと良いかなぁ?』



甘い、でも、拒否は許さないという黒いオーラを感じさせられる声で聞いてくる西条さん。その中にはひっそりと“焦り”の色が見える。



『・・・お昼つく終わってからでも良い?』



「そんなのぉ、こんなに人がいるんだからぁ、大丈夫でしょぉ?」



食事を提供する男子はこの何倍といるんだよ!しかも食べ盛りの!



思わずキレそうになるのを皆が宥めてくれる。



「まあまあ、行ってきなさい、ここは大丈夫だから」



カナエさんに背中を押されつつ、「いざとなったら潰して来なさい」という、先生らしからぬ黒い声を聞いて、私は厨房をあとにした。

作者から→←七十一



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
261人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 鬼滅の刃 , 悪女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんこ(プロフ) - マトイさん» ありがとうございます!西条編もそろそろ終わりだと思いますが、引き続き読んでいただけたら幸いです(*´∀`) (2020年11月6日 18時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
マトイ - この作品面白いです!!!これからも応援してます! (2020年11月6日 18時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - Honomi1204さん» 嬉しいです!応援よろしくお願いします((o(^∇^)o)) (2020年9月19日 12時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
Honomi1204(プロフ) - 面白いです!!頑張ってください (2020年9月19日 8時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - 恋(レン)さん» アザっす!これからも頑張ります! (2020年8月3日 20時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんこ | 作成日時:2020年7月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。