無名街の子猫PART2

72話 ページ26

ララside

目を覚ますと、ピーとステラは寄り添うように眠っていて

ステラの顔を覗き込むと、安心しきった顔で眠っていた

やっぱり、ピーがいると安心するんだね

ピーが居ないときは、こんな寝顔しないのに

泣きながら眠ってたり

魘されてたり

本当に怖い思いしてきたんだ

でも、大丈夫だよ？

ここに居る人達は、皆は家族なんだから

何かあれば、絶対に守るからね？

二人の毛布をかけ直してあげてから

外に出るとタケシが戻ってきて

ラ｢お帰りなさい｣

タ｢ただいま、あの二人、まだ寝てるだろ？｣

ラ｢うん、寝顔見てきたら？二人とも可愛い寝顔してるよ？｣

タ｢そうか｣

そう言えば、タケシは優しい顔を見せた

ラ｢ねぇ、ステラに何かあったら、絶対に助けようね｣

タ｢あぁ、まだ寒いから部屋に戻るぞ？｣

ラ｢うん｣

部屋に戻ると二人とも起きていて

ピ｢おはよ、おかえり｣

"おはよう"

"お帰りなさい"

ラ｢おはよう！見られなかったね？残念｣

タ｢本当に｣

ピ｢何の話だよ？｣

ピーもステラも不思議そうな顔をしてこっちを見ていて

タケシと顔を見合わせて思わず笑ってしまった

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