【ヒロアカ】にちりんのひめ (ページ27)

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期末テスト、そして演習試験ページ27

期末テスト。爆豪くんの超スパルタ勉強会のおかげで、筆記試験は大丈夫だった。

テスト受けながらわかったんだけど、爆豪くんはボクの苦手な分野やつまずいてた箇所を把握していて、それを補えるような対策をしてくれてた。
なんて…なんてわかりづらい優しさなんだ…！でも助かったよ、ありがとう爆豪くん。

そして…今日は、演習試験当日。コスチュームを身に纏い、指定された場所へ集まる。
あれ？なんか先生多いね？いつも多くても3人くらいなのに。

「諸君なら事前に情報を仕入れて、何するか薄々わかってるとは思うが…」
「入試みてぇなロボ無双だろ！！」
「花火！カレー！肝試しーーー！！」

「残念！！諸事情あって、今回から内容を変更しちゃうのさ！」

ぴょこん！と効果音が付きそうな感じで、消太さ…じゃなかった、相澤先生の捕縛布の中から校長先生が現れた。

かッッッッわ…！！！！校長先生も可愛いけど消太さんも可愛い…！！

思わず胸を押さえて蹲ったボクを心配したのか、お茶子ちゃんが軽く膝を曲げてこちらを覗き込んだ。

「Aちゃん大丈夫？胸痛いの？」
「大丈夫だよ…ただ、可愛くて…」
「校長先生が？」
「うん…だけど相澤先生も…」
「えっ」

だってそんな…首元に入ってたなんて…そこに入れてたなんて…ふえぇ、可愛いよぅ…
ああぁ…話を戻そう。これ以上浸ってると戻れなくなる。

先生曰く、これからさらに激化するであろう対敵(ヴィラン)戦闘を見据えていくために、より実戦に近い教えを重視していくとのこと。つまり、ロボット相手ではなく、先生相手、ということ。

「というわけで…諸君らにはこれから、二人一組(チームアップ)で、ここにいる教師一人と戦闘を行ってもらう！」
「先…生方と…！？」
「なお、ペアの組と対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績、親密度………諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表してくぞ」

チームアップは、このような形になった。

相澤(イレイザーヘッド)vs轟&八百万

オールマイトvs緑谷&爆豪

校長vs芦戸&上鳴

13号vs青山&麗日

プレゼント・マイクvs口田&耳郎

エクトプラズムvs蛙吹&常闇

ミッドナイトvs瀬呂&峰田

スナイプvs葉隠&障子

セメントスvs砂藤&切島

パワーローダーvs飯田&尾白

「…あれ？」

おや？またしてもボクの名前がない。
あれー…ちょっと嫌な予感がするな…

「あの…先生、ボクは…」
「お前に関しては明日だ。よって本日は見学とする」
「…はい」