検索窓
今日:13 hit、昨日:13 hit、合計:49,459 hit

第三百五十五訓 人は見かけによらない【紅桜篇17】 ページ33

また子「先輩ィィ!!ロリコンも大概にするっス!ここまで侵入されておきながら何を生温いことを!」

??「ロリコンじゃない、フェミニストです。敵といえども女性には優しく接するのがフェミ道というもの」


…ん?俺今、女って間違われた?

目の前に大勢の浪士達が現れ、後ろも囲んでくる。そして一斉に襲いかかってきた。


俺と神楽ちゃんは背中合わせになり、眼前の敵を薙ぎ倒していく。

まあ、敵に囲まれてピンチってこともあるんだけど。それよりも、俺を突き動かしているのは…


時雪「くそッ!!どいつもこいつも見た目だけで判断しやがって!!俺は男だっつーの!!」

神楽「トッキー、キャラ変わってるネ」


女と間違われたことへの八つ当たりだ。神楽ちゃんに指摘されてもお構いなしに、木刀を駆使して暴れまわる。

神楽ちゃんが、きっとここにいるであろう桂さんを呼ぶ。


神楽「ヅラぁぁぁ!!どこアルかァァ!?ここにいるんでしょォォォ!!いたら返事をするアル!!」


一人を傘で殴り飛ばした神楽ちゃん。その時、俺の方を一瞥して、目を見開いた。


神楽「トッキー!!」


神楽ちゃんが、俺に体当たりする。
いきなり押し飛ばされた俺は、突然のことに反応できず、無様に倒れてしまった。

次の瞬間。


ーードォン!


俺が倒れたのと同時に、神楽ちゃんの左肩を銃弾が貫いた。そして追い討ちとばかりに、左足まで貫かれる。


時雪「神楽ちゃん!!」


倒れ込んだ神楽ちゃんに駆け寄り、彼女を抱き起こす。


神楽「もう…トッキーはやっぱり手がかかるアル」

「今だァァァ!押さえつけろ!!」


浪士の一人が迫り来るのを見て、俺は木刀でそいつの顎を突き飛ばした。
そして神楽ちゃんを横に抱き上げ、船内に逃げ込む。


神楽「トッキー…」

時雪「神楽ちゃんごめん、傘借りるね」


俺は神楽ちゃんの手から傘を奪い取ると、追ってくる浪士達に向けて銃弾を発射した。

なんとか振り切った俺達は、船内の奥に向かおうとする。その時、俺達はあるものを見た。


時雪「なっ…」

神楽「何だ、ココ」


衝撃に目を見開いているその背後で、また子さんが俺の後頭部に拳銃を突きつけた。


また子「そいつを見ちゃあ、もう生かして帰せないな」


静かになった船内に銃声が響き渡った。

第三百五十六訓 レム睡眠の時だと気持ち良く目覚められる【紅桜篇18】→←第三百五十四訓 満月の夜には何かが起こる【紅桜篇16】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , ほぼ原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけてがんばてください。応援してます。 (2017年8月9日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミサ | 作成日時:2017年7月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。