76-3 侵入者御一行 ページ5
しかし、奴らの中から、一人が飛び出してきた。
「やりぃ、一番ノリ、ゲットしたッスよ」
！この声は…。
その人物がスゥゥ、と大きく息を吸う。それを吐き出すように、咆哮が放たれた。
ってうるさっ！相変わらずすげぇ遠吠えだ。
一角の電気でもどうもならなかったシールドを、いとも簡単に破壊しやがった…！
こんな事ができるのは、アイツしかいない。
纏っていたマントを、バッと取り払った。
「まさか喋るお犬さんと勝負ができるなんて夢みたいッス！オイラ『卍』って言いまス、よろしくお願いしまッス！」
尖った耳に角、尻尾…人ならざる姿が露わになった。卍だ。
まぁ当たり前だけどみんな私と知り合いだから、名前くらい知ってるけど。
なるほど…あの野郎、南波攻略のためにメンバーを揃えたってところか。
相性の良し悪しを判断して、事にあたらせる、と…。
相変わらず嫌な作戦立てやがるな、エルフ。
ま、性格の悪さはお互い様か。認めたくないけど。
「次は何するんスか？もっと見てぇッス」
「！」
刹那、上空に気配を感じた。
赤い棒が卍の足元を強襲し、退がらせる。
「どわわわわわわっ、ちょっ何スか！？」
「チッ、外したか」
ザッと地面を踏み締めて、猿門さんが着地した。
そこへさらにキジさんも現れて、顔を合わせるなり一番ノリがどうとか喧嘩を始めている。私はもちろん呆れた。
「いい歳こいた大人が何やってんですか」
「聞こえてんぞてめぇ！」
「聞こえてるわよ志乃ちゃん！」
「やっぱアンタら仲良しでしょ」
頼むから矛先をこっちに向けないでくれ。喧嘩すんならてめぇらで勝手にやっててくれ。私は外から煽るのが楽しいんだから。
私達がわちゃわちゃしている間に、フォースさんと九雀さんが「ゲート」を用意し始めた。
あーあー、身内でアホやってる間に向こうさんにトンズラされんぞ！何してんですかもー！
「ん」
また上空から気配かー…。ってこっちに来てんじゃねぇか！！
即座にその場から離れると、私のいた場所に拳が振るわれた。それが地面を破壊しクレーターを作る。
…アレ当たってたら死んでたんじゃない？
「っぶねぇだろが！何しやがんだゴラァ！」
着地した冥くんは手をブラブラさせながら、こっちを一瞥した。
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ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» わぁい、ありがとうございます！(両手を上げてステップしながら狂喜乱舞) (2020年8月4日 20時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 殺意を抑えようとブツブツ呟いてる志乃ちゃんクッソかわよ絶対に推し続けるわ← (2020年8月4日 11時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！御一行出したくて出したくて仕方なかったので、ようやく出せて一安心です。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月30日 12時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - はじめまして！御一行がではじめてからますます面白くなってきました！！これからも更新頑張ってください！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 4a2141df19 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» ありがとうございます^_^これからもよろしくお願いします。 (2020年7月26日 13時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年7月23日 12時
