76-1 侵入者御一行 ページ3
私は思わず息を呑んだ。
まさか…まさか、奴らがここまで来るなんて。
動揺した私に対し、エルフは余裕の表情を見せる。
チッ、助走つけて全身の力で奴をぶん殴りたい気分だ…！あのクソ野郎ムカつく。殺す。
「お主ら何者じゃ。どうやってここに入り込んだ」
「うおっ、すっげー。マジで犬が喋ってるぜ。どうなってんだ一索」
「私犬嫌いなんですよね」
玄狼さんの尋問に対し、ゲラゲラ笑うエルフ。その横で先生は苦い顔をしていた。
「質問に答えろ。お主らは何者で、何が目的でここに来た」
「一つだけ答えてやるよ。
「迎えじゃと？」
それを聞いたムサシが、庇うように私の前に立つ。
だが。
「ああそうだよ、この人騒がせなチンピラのな！」
一塊になっていた奴らの中から一人、メイド服を着た男が前に出た。
ものすごく嫌な思い出しかない見覚えのある男は、地面に伏せていた一角を蹴飛ばす。そしてその上に腰を下ろした。
「てめぇが勝手してくれたせいでお嬢様を迎える予定が狂っちまったじゃねぇか。わざわざこんな所に来させやがって。この落とし前どうつけるつもりだ、あぁ？このままじゃ俺ぁご主人様に合わせる顔がねぇんだよ」
「冥。仕事中の煙草はダメだよ」
「ん？」
私は絶望のままに、両手で顔を覆った。
顔見ただけでなんとなくわかってたけどさぁー、マジかぁ〜…。やだなぁ…。
コレ絶対別件で私を連れ戻そうとしてたんだろ。
それが一角が勝手に南波に行ったから回収目的でここへ…。
うわぁ〜…後で絶対バトルする流れだコレ…！
やだよー！よりにもよってあのクソメイド兄弟とやり合うのめんどくさいよー！！
「あーあ、異土くんに怒られちゃったぁ。お兄ちゃん恥ずかしいわぁー。でもポイ捨てはできねーし、お前にやるよ」
あああ…いったなぁ、根性焼き…。
アレ相当イライラしてるよ。幾度となく愚痴聞かされたからわかる。アレめっちゃイラついてる。
…ちょっとマジで逃げたいんですけど。
あーあ！こんなことならさっさと資料取って帰ってればよかったなぁー！
冥くんは一角の髪を掴んで、地面に叩きつける。気を失った一角を異土くんが担ぎ上げ、回収した。
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ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» わぁい、ありがとうございます！(両手を上げてステップしながら狂喜乱舞) (2020年8月4日 20時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 殺意を抑えようとブツブツ呟いてる志乃ちゃんクッソかわよ絶対に推し続けるわ← (2020年8月4日 11時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！御一行出したくて出したくて仕方なかったので、ようやく出せて一安心です。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月30日 12時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - はじめまして！御一行がではじめてからますます面白くなってきました！！これからも更新頑張ってください！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 4a2141df19 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» ありがとうございます^_^これからもよろしくお願いします。 (2020年7月26日 13時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年7月23日 12時
