79-1 行く先 ページ13
一方、エルフ一行。
「ゲート」を通り、拠点としているとある館に戻ってきた彼らは、南波刑務所のことを話していた。
「それにしてもあんな簡単にいくとはな。本当にあいつら、〈カーズ〉に選ばれた看守か？」
「確かにシロガネ以外大したことはなかったが、一人アイツ並みの奴がいたのをもう忘れたか？シロガネが教えたとはいえ、お前の攻撃避けられただろうが」
夜三道兄弟に髪や服を整えてもらいながら、エルフは�困魄貶佑靴拭�
フーセンガムを膨らませる彼に、五死郎が絡む。
「そうそう、お得意の〈ウイルス攻撃〉見事に避けられたよなぁ」
「うるせぇぞサメ野郎」
「五死郎って呼べよ〜」
「でも確かに奴の動きは普通じゃねぇと思ったが、あんなのまぐれだろ」
「え〜、シカト？」
五死郎への無視を続けて、�困楼貂�に近付く。
「あの看守、先生のデータには入ってませんでしたが、もしかして奴のデータだけ入手できなかったんですか？」
「いや、データはあった。『双六一』、十三舎の主任看守部長。あの刑務所で一番強いと言われてる看守だ。でも彼にはデータがあるようでないんですよ」
「どういう意味ですかそれ？」
「彼の強さにはこれといった特殊なものがない。ただただ普通なんですよ」
「そんなわけないっしょ、だってあのバカ力にあのスピードと顔で普通だなんて無理があるって」
と、五死郎が身振り手振りで訴える。
この場に志乃がいたら確実に大爆笑していただろうが、それは置いておく。
「顔はさておき、彼のとった行動は【避ける】【殴る】【受け止める】といった肉体行動のみ。戦闘において当たり前の行為です」
「そ、そりゃそうだけどさ」
「彼のデータをいくら分析しても、ただ速い、ただ力が強い、ただ反射神経がいい、ただ肉体が丈夫、本当にそれしか結果が出なかった。肉体改造を施した形跡もなく、何かの能力を持っているわけでもない。�困痢劵Εぅ襯后咫�九雀さんの〈マジック〉、フォースさんの〈重力〉に対応できていなかったのがその証拠だ。彼には肉体以外の攻撃方法がない。つまり『纏』を持たない
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ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» わぁい、ありがとうございます！(両手を上げてステップしながら狂喜乱舞) (2020年8月4日 20時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 殺意を抑えようとブツブツ呟いてる志乃ちゃんクッソかわよ絶対に推し続けるわ← (2020年8月4日 11時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！御一行出したくて出したくて仕方なかったので、ようやく出せて一安心です。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月30日 12時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - はじめまして！御一行がではじめてからますます面白くなってきました！！これからも更新頑張ってください！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 4a2141df19 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» ありがとうございます^_^これからもよろしくお願いします。 (2020年7月26日 13時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年7月23日 12時
