78-2 最後の一振り ページ11
私の後方には、冥くんと睨み合う主任。…これは、マズい！
「主任！！そっから離れて！！」
「！」
私が叫んだのと同時に、主任は後ろへ跳ぶ。
私の剣が届く前に、�困眤爐�った。その一閃は、地面を斬りつけるのみとなってしまった。
「チッ。めんどくせぇ」
一歩も引き退がらない私を見て、�困論綢任舛垢襦�
うるせぇ、こっちだって面倒だっつの。苛立ち混じりに�困鰲砲澆弔韻襦�
「ハッ！お前が前に出たのがそもそもの間違いなんだよ。私に毒の類が効かないのを知ってんだろ？そんな事もわからないからお前はクズなんだ」
「人としてのクズに言われたかねぇ」
「よし殺す。お前殺す。そこを動くなよ」
やっぱムカつくわコイツ。昔から一言余計なんだよお前は。一緒に仕事すんの嫌だったな。そんな記憶もあったわ。
刀を構えた私に主任も加勢してくる。その時だった。
「もういい加減にしてくださる？」
ビタ、と体の動きが無理矢理止められる。
刀を振るおうとしても、動けない。この力は…。
「しつこい方は嫌われるわよ」
九雀さん…！やっぱりそうだったか…！
相変わらず、この能力には慣れないもんだな…。
歯噛みして彼女を睨み付けていると、体が宙に浮いた。
よし、よし。大丈夫。ふぅっと軽く息を吐いて、体から力を抜く。
私の体に纏わされているこのオーラを、刀に吸収させる。
「纏」はそのようにして作られた武器だ。
私が、奴らの作った検体共と肩を並べて戦える力を持つために。
アイツらが私のために作った武器が、今この手にある。
「纏」
ボソ、と名を呼び、刀を強く握りしめる。
すると、私を覆っていたオーラが全て、刀に集約された。
それだけじゃ足りないとでも言うように、主任のまで集め出す。
「！」
「なっ…！？」
私達はそのまま地面に着地した。
刀を振る構えをとり続ける私に、主任が一瞥を投げる。
「オイ志乃、一体何が…」
「今、話しかけないで、ください。集中してる、んで」
「…………」
よし、よし…！なんとか形は保った。
昔と比べて、易々とできるような芸当じゃなくなってきてる。
そりゃそうだ。私にだって寿命というものがある。私はあと2年も経たない内に使い物にならなくなる。
だから、きっと、これができるのは、この戦いが最後。
しっかりしろ！頑張れ私。敵はまだ目の前にいる、これを誰か一人でも捕まえれば、私達の勝ちだ！
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ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» わぁい、ありがとうございます！(両手を上げてステップしながら狂喜乱舞) (2020年8月4日 20時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 殺意を抑えようとブツブツ呟いてる志乃ちゃんクッソかわよ絶対に推し続けるわ← (2020年8月4日 11時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！御一行出したくて出したくて仕方なかったので、ようやく出せて一安心です。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月30日 12時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - はじめまして！御一行がではじめてからますます面白くなってきました！！これからも更新頑張ってください！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 4a2141df19 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 瑠碧さん» ありがとうございます^_^これからもよろしくお願いします。 (2020年7月26日 13時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年7月23日 12時
