37-3 流し流され辿り着く ページ34
私達が話してる間に、トロワが何かの部屋を見つけたらしく、ジューゴに鍵を開けさせていた。
全員が入ったそこは、暗くて何も見えない。
明かりをつけると、壁一面に吊り下げられたキョンシーが並んでいた。
「〜〜〜〜！！」
「大声絶対出すなよ！バレるだろ！！」
ウノが叫ぶより前に、ジューゴとハニーが同時に口を塞ぐ。
ナイスプレー。私が動く前にわかってくれて嬉しいぞ。ホントはぶん殴ってもよかったんだけどね。
「ぶはっ！トロワてめぇ！何なんだよここは一体！」
「多分あのキョンシー型のロボの管理や整備をしてる部屋だろうね」
「なんでわざわざこんな気味の悪いもん見に来たんだよ！」
「あのロボの構造がわかれば何か対策ができるんじゃないかと思ってね」
なるほどなぁ。そんなこと考えてたんだ。
面白そうだし私も見てみよっと。
弱点はリャンに教えてもらったけど、もっと効率のいい倒し方がわかれば儲けもんだし。
「どうやらここにあるのは欠陥品…故障してるものばかりのようだね。使えるものや修理できるものだけ動かしてるならそれほど数はないはず…。壊れやすい面からも考えてあまり完璧には修復していない感じかな」
「あっ、こいつ中に武器仕込んでんぞ。でも武器によって形がちと違うな。使える武器と部品は取り除いて使ってんのか…」
「ボディは人間と似た作りになってるみたいだね。ちゃんと皮膚と血に似たようなもので覆われてる。所々剥がれてるな」
「あっ、トロワ、こっからのが剥がしやすいぞ。そらっ」
…なんか後ろでウノがえずいてる。
こいつマジで耐性ないな。こういう系に関しての。
中には機械が入っていて、専用の器具がないと外せないらしい。よくできてんなまったく。
ま、私は中身に興味ないから、解体はトロワに任せて武器を徴収していこう。
一応全身に仕込めるだけの暗器は隠してあるけど、今回は殺しが目的じゃないから、刃物系はあまり使えない。
だから打撃系の武器が欲しい。峰打ちとかいちいちしんどい。
さて、そのお目当ての武器だけど…うわぁ。どれもこれも殺害目的の刃物ばっかじゃねぇか。
あ、でもこの二又になってるのは使えるかも。首とか狙えば一発で動きを封じれる。
えーと、他には…。
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ミサ(プロフ) - イマツギさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年5月2日 1時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします。 (2020年5月2日 1時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね！更新頑張ってください！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2020年4月25日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年4月25日 15時
