32-2 ヤバいヤバいヤバい ページ17
「え？何、どうしたの？」
げっ。
この瞬間、ジューゴと私、ニコの脳内会議が、満場一致でかつ同じ答えを叩き出した。
「あ…うん…お前は見ない方がいいと思う…」
「ああ。見るな。絶対に見るな。オススメしない」
「うん…多分ウノくんびっくりすると思うから…」
「え？何？女子？女子いんの？」
「あー…やっぱり見ない方がいいね」
ジューゴとニコ、私の3人で、ウノの視界を極力妨げる。
ダメだ。ホラー系が大の苦手なウノがあれ見たら絶対叫ぶ。首持ってかれる。
そうなればシャレになんない。
私だけならまだしも、囚人のコイツらもしくは全員が首ちょんぱされたら完全にアウトだ。
もうコイツに目隠しさせた方がいいんじゃ…。
「なぁ、何なんだアレ。人間じゃないよな？」
「あれはこの旧五舎地下牢専用の監視ロボットです。ただ行動に危険な問題が多く、破棄されたはずなのですが…何故かまた動いてるんです」
「ここってこんな怖いロボットまで作ってたの？」
「いえ…あれはここの刑務所のものではありません…」
「え…？じゃあ、あれは…？」
「あれは私達が前に入っていた刑務所で使われていたものだ…。…奴が持ってきたんだ…。私達の監視のために」
「そしてまた、この使われていない地下牢獄で、活動を再開しているんです。きっとあの人の…命令でね」
破棄されたはずのロボットが稼働している…。それを使って、コイツらを監視している…。
ではあの人とは誰のことだ？疑問点が多すぎていまいち整理ができない。
それに、さっきから主任と連絡が一切とれなくなった。
手錠かけられたとはいえ、連絡くらいならできるだろうけど…猿門さんからも連絡が途絶えていたというし、いよいよ怪しくなってきたな。
「なるほどな。とりあえず緊急事態なのはわかった」
「えっ？薄々思ってはいたけど…やっぱり？」
「さっきから試してたんだが、主任と連絡がとれなくなった。さっきのあの罠はおそらく手動で、最初から主任を狙っていた可能性がある。もしこれがここの看守もしくは脱獄した囚人の仕業だとすれば、どちらにせよ緊急事態であることに変わりはないだろ」
「じゃあ、どうするんだ？」
うーん。まずやっぱり片っ端から状況整理していかないと始まらないしな。
このメンツで何が起こったか知ってそうなのはリャンとウパだけ。
なら、まず二人から話を聞くか。
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ミサ(プロフ) - イマツギさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年5月2日 1時) (
レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします。 (2020年5月2日 1時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね！更新頑張ってください！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2020年4月25日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年4月25日 15時
