『万人斬り』の刑務官【ナンバカ】season:12 (ページ4)

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148-1 決着の時:Aブロックページ4

さっきから嫌な予感しか的中してない。私の勘が仕事しすぎている。
何でこんな事ばっかなんだ。思わず頭を抱えて、ステージを見下ろす。

「貴様か、私の眠りを邪魔したのは。この罪は重いぞ。お前もそう思うだろ？V」

そう言うと、伯爵は自ら指の皮膚を歯で傷つけた。
オイバカ、そんな事したらっ…！

「御意」

あああああ！！やっぱりパンクしたぁあああ！！
やだぁこれじゃ試食会の二の舞もいいとこだよ！悪夢は帰ってきてほしくないの！二度と来んなバカヤロー！(号泣)

「「さぁ、お前の●を数えろ！」」
「そのセリフはアウトっすよ二人共！！」

やめろ二人で一人の探偵の決め台詞使うの！
状況にピッタリだからって許されると思うなよ！カラーリング逆でも私のような勘の良いガキにはバレるからな！

協力してくす玉を割ろうとする二人に対抗して、ジューゴと副主任も力を合わせる。
具体的には、副主任が枷の力を使ったジューゴを肩車した。

「「合☆体！」」
「こっちは心のマグマが炎と燃える超絶合体か」
「天元突破しそう！」
「お前らも乗るな！」

ちぇっ。私達もあっちに対抗しようとネタで言ったのに。
流石、アウトネタに敏感だな13房は。別に褒めてないよ！

「楽」を挟んで、両者の攻撃が炸裂する。だが、くす玉はそれを回転することによっていなした。
すかさず伯爵が棺の銃弾を撃つも、「楽」の相手にならず相殺される。上をとっていたジューゴが、腕の刀を振り上げた。しかし。

「我が主の邪魔はさせん」

Vさんの妨害が入り、くす玉を割ることは叶わなかった。
ここでVさん対ジューゴ、伯爵対五代副主任に分かれる。

伯爵を狙った「楽」が、銃口を向けた。

「危ない！」

副主任が伯爵を庇い、爆発をまともに受けてしまった。
だが、ナメてもらっちゃ困る。うちの副主任が、この程度で負けるわけがない。

『流石に副主任といえど、ひとたまりもな…』
「なんのこれしき！」
『ワアーーーォ、めっちゃ元気』

「まぁ大和だしな」
「大和だもんな」
「大和ちゃんなら…ねぇ」
「別に驚きもねぇよな」

うん、何の心配もしてなかった。まぁこうなるだろうな、って。
だって私達の副主任だもの。爆発ごときに恐れることなど何も無かったわ。