4-1 新年大会開催！ ページ9
「…眠い」
「頑張って起きてね、志乃ちゃん」
「ふぁい…」
ああクソ、昨日大晦日だからって調子に乗って『ガ●使』を観たのがそもそもの間違いだったんだ。
そしたらその後にやる『お●しろ荘』も気になるし最後まで観てたら睡眠時間削られるし。
何でこんな面白い番組ばっかやるんだよ年末年始って！後悔は一切してないけどね面白かったから！
そのおかげで完全寝不足だ。今まさに上睫毛と下睫毛が熱烈なキスを交わす勢いだ。
誰か今すぐレッド●ルを！それかモン●ターを買ってきてくれ！！
というわけで、若干イライラ気味の私が囚人達と共に向かった先は、本部の超巨大な広場。
そこで行われるのは、恒例行事、新年朝礼。
「…寒っ」
スカート履いて来なきゃ良かった。いや、一応下に見せパン履いてるからいいけども。
まさかこんな事が、今年初の後悔になるなんて…幸先悪いなぁ。
そして、朝礼で校長先生が挨拶するように、ここでは看守長が挨拶をする。
校長先生の話って大抵クソ長いから嫌いなんだよね。その点、簡潔に話をまとめてくれる看守長は大好きです。
初日の勤務以来姿を見るのは久しぶりだけど…あぁ、13房の囚人達は看守長見るの初めてか。すっごい色めき立ってる。
日頃女に飢えている連中だ。仕方ないよな。
私の時もそうだったし。
囚人達に詰め寄られる主任を横目に大変だなと思いながらも助け船は出さなかった。
だってめんどくさそうだもん。
「早速だが新年を祝して、この南波刑務所の伝統行事を開催したいと思う。南波刑務所伝統行事、新年大会を開宴する」
看守長の宣言で、主任達の顔色も変わる。
「ついに来ましたね…」
「ウム」
「ああ…今年も骨が折れるな…」
「懐かしいな、
若干テンションが下がる主任と星太郎さんに対し、私のそれは上がってきた。
この南波刑務所伝統行事、新年大会は看守と囚人達が協力して種目に出場するイベント。
全舎が参加し、その中の優勝者にはお年玉として看守には特別手当、囚人達には欲しい物を何でも一つ貰える。
それを聞いた13房の面々は思いっきり食いついた。
「「「「ハジメーーー！！それ参加させろぉ！！」」」
「あぁ！？何だよ急に！！」
「「「「欲しいもんがあるからに決まってんだろ！！」」」」
あーあ、めんどくさい事になっちゃった。
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匿名00 - あ、それと…その作品なんですけど…私…何故か2回にわたって通報しているんですよねぇ…ということは多分公式様が対処してくれなかったということで私は捉えております… (2021年8月24日 3時) (
レス) id: fdedef56f4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名00 - はい！これからも作品投稿頑張ってください！ (2021年8月24日 3時) (レス) id: fdedef56f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 匿名00さん» ありがとうございます！教えて頂かなければおそらくずっと知らないままだったと思います。私は今まで一度も無断転載をされたことがなかったので、これからは無断転載禁止の旨を書くなど、対策をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。 (2021年8月23日 22時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名00 - 通報しておきました！これで公式様がどう対処するか… (2021年8月23日 17時) (レス) id: fdedef56f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 匿名00さん» ありがとうございます！URL確認しました。これ…おそらく無断転載かと…。プリ小説というアプリで投稿はしてませんし、このアカウントの方も知りません。表示があった＝多分まだ読める状態だと思うのですが…。 (2021年8月23日 17時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサ | 作成日時：2020年4月1日 17時
