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ぼうっと画面を見つめていたゾムは不意に横から視線を感じた。気になって振り向いてみると、らだ男がこちらを見ているのが目に映った。視線を合わせた瞬間、彼がふっと口元を緩めた。
 
「お前やるじゃん」
 
 その声には先程のようなおちゃらけた感じもなければからかって言ったような感じも無かった。正真正銘の賞賛を込めるようなそれにゾムは思わず目を見開いた。
 途端に胸の中にくすぐったさを覚え、気恥ずかしくなって少しばかり頬を染める。一度目を逸らした彼がまた視線を戻す。
 
「……そっちもな」
 
 そして今度はゾムも微かに口角を上げた。
 
 
「どうする? もう一回やる?」
 
 戻ってきたAがグラスを置いてソファーに座り直すと左右に首を振る。そんな彼女と目を合わせた後少し考える素振りをした二人はこくりと頷いた。
 にっと口元に笑みを浮かべると側に置いていたコントローラーを再び手に取った。


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作品ジャンル:恋愛
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抹茶ちよこ(プロフ) - 瑞稀さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからもどうぞ温かい目で見てやって下さい。ありがとうございます! (2022年4月17日 12時) (レス) id: ea5fcbb4a4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うわぁ〜〜!!本当に面白いです!!まさかのライバル?!誰なんだ…続きも楽しみにしてます! (2022年4月15日 0時) (レス) @page39 id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶ちよこ | 作成日時:2022年3月14日 15時

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