狂愛2【白布賢二郎】

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白布side





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『賢ちゃんって、私のどこが好きなの？』



白布「え…いきなりどうしたの？」



学校から帰ってソファーに座っている時、Aが俺に問いかけた。



『私、暗いしそこまで美人ってわけでもないし…』



そう言って俯くA



Aは歩けば街中で男が振り返る位には可愛い
小柄だけど、スタイルもよくて



でも異常に自己肯定感が低い。
恐らく、育ってきた環境に原因があるのかもしれない。


ただ、そこが好都合なんだよな…



白布「Aのいいところは、俺だけが知ってればいいよ」



『え…』



白布「俺のAだから。」



『…そうだね、賢ちゃん』



俺の肩に寄りかかるA。



白布「どうしたの？今日甘えてくるね」



『うん…何だろ、分かんない』



白布「可愛いな…」



Aの肩を抱く。



『私、最近思うんだけど、賢ちゃんしかいないの…賢ちゃんがいなくなったら私、何にも無くなっちゃう。』



白布「A」



キツく抱き締めた。



友達も男も、SNSでの人との繋がりも全部断ち切ってやったの、正解だったな。



白布「Aには俺だけいればいいって思えるくらい、一生愛してあげるよ」



『賢ちゃん…ありがとう』



Aの髪を撫でる。



だからお前も、このまま俺だけの人形でいてね。




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