狂愛2【白布賢二郎】

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Aside




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白布「突然泣いたりして、何かあった？」



賢ちゃんの顔を見ると心配そうに私を見つめてる。



普段とまるで違う穏やかなその態度に驚きを隠せない。



「Aちゃん！あとは白布さんに任せるから！」



「うちらはあっち行ってるね〜」



「白布さん、Aちゃんよろしくお願いしまーす♡」



白布「うん、ありがとう。」



違う…



待ってみんな…




白布「…何泣いてんだよ」



賢ちゃんが私の耳元で小さな声でそういう。
怒っているように感じた。



白布「お前さ…何のアピール？俺のこと困らせたいわけ？」



『賢ちゃん…もう別れたい』



震える声で言う。ここなら、殴られないはず。



賢ちゃんが溜息をついた。



白布「A体調悪くて早退したいみたいだわ。ちょっと保健室連れてくから、誰か先生に言っておいてもらってもいい？」



ﾄﾞｸﾝ＿＿




心臓が飛び跳ねる。
私、そんなこと言ってない…



「えー？A大丈夫？」
「お大事に」
「彼氏に介抱されるなんていいなー♡」




どうして誰も気付いてくれないの…？




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