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Aside
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その後私は、溜め込んでいたものが溢れるように
涙が止まらなくなった。
北「すまんな…けど、本当の事伝えた方がええなと思ってん。」
『……っ、』
北「…でもA、俺がおるから大丈夫やで」
『!先輩…』
北「ここやと、人来るかもしれへんから場所移さへん?」
・
・
先輩の部屋に入りベッドに座らせてもらう。
賢ちゃんにバレたらどうなるか分からないけど…
北先輩が私の横に腰掛けた。
北「少し、落ち着いたか」
『………落ち着く、わけないじゃん』
嗚咽をあげながら子供みたいに泣いた。
北「A…」
不意に、先輩にギュッと抱き締められる。
『北、先輩…?』
顔を上げると北先輩と視線が絡む。
綺麗な瞳に見つめられて心拍数があがる。
先輩が大きい手で私の髪を撫でた。
北「A、好きや。」
『…っ』
北「彼氏がいるとか、そんなん関係あらへん」
『…へ?』
__ドサッ
気付くと、天井と北先輩の顔が上に見えた。
北「手放したの、ずっと後悔しとった…」
北先輩の顔が近付いてきたと思うと、
柔らかい唇が重なった。
ゆっくりと唇が離れる
『先輩……』
北「A…」
あ、何だか先輩ってちょっと冷たい視線が
少し賢ちゃんと似てるな
でも、手付きは驚くほど優しくて
いつも乱暴にされるのに慣れていたからか、安心して身を委ねてしまう。
ていうか、これ浮気に…なるのかな。なんてぼんやり思う。
北「もう一回、シてもええか」
ゆっくり目を閉じた時だった
__ドンドンッ!!!!!
隣にある私の部屋のドアを叩く音が聞こえた。
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赤司まろ(プロフ) - 文才すぎます!続きが気になりすぎました、、!更新待っております^ ^ (5月2日 2時) (レス) @page15 id: 8724c5f58a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 - いやぁ、まじで本当に面白いです。更新してもらえるのを待つのが日課になってしまいました!更新待ってます! (8月11日 15時) (レス) @page14 id: bb5b2e42f5 (このIDを非表示/違反報告)
ねじれ - これほんとに面白いです!ありがとうございます (8月5日 0時) (レス) @page10 id: 4c1aa55119 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 佐倉さん» コメントありがとうございます!読んでくださって嬉しいです♡これからの展開もお楽しみに (7月20日 0時) (レス) id: 79df9d6f16 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 - 続きが気になります。北さんが何か怖そうです。更新頑張ってください! (7月14日 20時) (レス) @page12 id: c2a06aa4d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ずきん | 作成日時:2023年4月29日 1時