溺れる ページ14
・
『あっ……ん、ああっ…』
北「A…っ、締め付けすぎや…」
信君の首に腕を回しキスをしながら快感に溺れた。
信君は高校の時より、激しく
でもやっぱり優しく抱いてくれた。
北「もう…っ…イッ」
『中で…、いい…』
北「!それは、駄目やろ」
『お願い…』
そう言って自分の足を信君の腰に回す。
信君が顔を歪めた。
北「A…っ、あかん…もう…っ」
ぎゅっと抱き締められ
中に熱いそれを注ぎ込まれる。
暫く、私達はずっとお互い身体を密着させて
肩で息をしていた。
・
・
『…もう、帰るね。』
北「A、一人で帰れるんか?」
『うん。大丈夫。』
信君は、敢えて付き合おうとか言ってきたりしなかった。今日のその行為は、お互いするつもりなんか無かっただろうし、もう無かったことなるのかもしれない。分からない。
けど…
『信君…また、会える?』
信君は目を丸くして、そしてふっと微笑んだ。
北「…いつでも、来てええんやで。
うちの合鍵渡しとくわ。」
そう言って手にその鍵を握らされる。
『じゃあ…バイバイ、信君。』
そう言ってドアのぶに手をかけた時だった。
北「A…っ」
背後からキツく抱き締められる。
動揺して、心臓がドキドキした。
『…どう、したの?』
北「俺は…お前のこと、ほんまに大事に思っとる。」
胸がぎゅうっと締め付けられ『うん。』と言うのが精一杯だった。
嬉しかった。全部投げ出して信君とこのままずっと、一緒にいたかった。
・
196人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sally - すき (2022年9月29日 4時) (レス) @page26 id: f661e07910 (このIDを非表示/違反報告)
stgy - 『信…くん……』 終わり 私:グハッt (2021年6月28日 21時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 赤ずきんさんの、小説一番好きです!応援してます! (2020年12月7日 22時) (レス) id: 1246f5d2cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤ずきん | 作成日時:2020年8月9日 0時