罪 ページ13
・
『…あっ』
北「…はぁ……っ」
どうしてこうなったとか
賢ちゃんのこととか
何も考えられなかった。
信君が私の首筋に舌を這わせる。
吐息が漏れる。
そのまま、鎖骨へと柔らかい舌の感触が降りてゆき
思わず身震いしそうだった。
信君の手付きや仕草が全部優しくて
このまま流されてしまいたいと思った。
北「…あかんな。」
『…？』
不意に、信君が動作を止めた。
自分の額に手を当て俯いている。
北「こんなんするつもりやなかった。
けど、Aの顔見たら我慢できへんかった。」
_____もう…やめちゃうの？
自分でも意識せずに、驚くほど自然に再び目を閉じて信君に口付けをした。
北「…！」
唇が離れ、目を開ける。
信君が驚いた顔で私を見てた。
『…続き、したい。』
そういうと信君は一瞬眉をひそめ、私の頭を引き寄せ再びキスを始めた。背中に手を添えられゆっくりソファーに押し倒される。
キスに夢中になっていると、服を器用に脱がされる。
気付くと私は下着姿になっていた。
信君の手が止まる。
私の身体を見て、固まっていた。
キスマークや痣だらけの私の身体。
そりゃ、引くよね…。
『…ごめんね、前みたいに綺麗じゃなくて。』
そう言って目を背けると、信君は私の頬を包み込んで愛しそうに微笑んだ。
北「Aは綺麗やで。」
涙が溢れ落ちる。
安心して、幸せで
この瞬間がずっと続けばいいのにって思った。
身体中にキスを落とされる。胸に吸い付かれ吐息が漏れた。
『信君も、脱がないの…？』
そういうと、信君が気まずそうに
「…今ゴム、持ってへん。せやけど、俺まで脱いだら止まらんやろ。」と言った。
『いいよ。そのままで。』
北「え…。」
『信君なら…いい。』
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Sally - すき (2022年9月29日 4時) (
レス) @page26 id: f661e07910 (このIDを非表示/違反報告)
stgy - 『信…くん……』 終わり 私:グハッt (2021年6月28日 21時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 赤ずきんさんの、小説一番好きです！応援してます！ (2020年12月7日 22時) (レス) id: 1246f5d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤ずきん | 作成日時：2020年8月9日 0時
