□続き ページ44
「じゃあおかゆ作ってくるから寝とけ。」
そう言って立ち上がろうとすれば、クイッとひかれた袖口。
「…ぐるちゃん……その、……ありがと……
…すき」
熱で火照った頬
顔を少し隠しつつ照れながらの上目遣い…
そしてなにより珍しく素直なのだ……
……しかも「すき」…。
破壊力としてはカンストしている。
「やっぱ今の…なし………ぐるちゃ…かえれぇ…」
少しだけ蘇生した理性によってか、Aは照れて布団の中潜ろうとする。
「ーーー。」
ここに来るために急いで仕事を終わらせてきたんだ。ご褒美くらいもらっても罰は当たらんだろう?
それにおかゆなら後でだって作れる。
バッと布団を捲る。
「帰らん。やだ。」
「だって…うつっちゃう…か…ら、
やだが…やだぁ…………っん?!」
そのままなんの躊躇もなく自分の唇をAの唇に重ねる。
「ん…ちゅ……ぁ………」
最初は彼女の荒い息遣いと小さなリップ音を部屋に響かせていたが、だんだんと深くなっていく。
重なるだけでも熱を生むのに、彼女の体温の高さがより一層俺を興奮させた。
彼女の中の病原体を全て掻っ攫っていく勢いで深くまで……。
「んはぁっ………はぁはぁ………」
「っ、A……
俺も、好きだゾ。」
見つめながらそういえば、Aは幸せそうにはにかんで自分から優しいキスをしてくれた。
そして翌日、記憶が残っているAがあまりの恥ずかしさにグルッペンからの連絡を全て既読スルーし、その上グルッペンが同じ様に風邪をひいたのは言うまでもない。
――――――――――
リクエストありがとうございましたm(*_ _)m
グルさんで甘々な話を書かせていただきました!
リク□『好きよりもっと』(em)→←リク□不意打ち注意(gr)
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角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» 書けました!宜しければ読んだってくださいm(*_ _)mリクエスト本当に嬉しかったです♪ありがとうございました (2018年3月14日 16時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» ありがとうございます!!もちろんです(*^^*)ぜひぜひ書かせていただきます (2018年3月14日 15時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか?鬱先生のハッピーエンドのお話をお願いしたいです! (2018年3月14日 15時) (レス) id: e5666d0338 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - 十弧さん» 良かったぁ!!!リクエスト本当に嬉しかったです_( _´ω`)_♪ぜひぜひこれからも来たって下さいね、いっぱい書きたいです!ありがとうございました (2018年3月14日 0時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
十弧(プロフ) - 角砂糖(兼:ただの炊飯器)さん» リクエストしにお邪魔させて頂くかも知れません…。これからも作者様のお書きになるお話を楽しみにしています。これからもご無理なさらず頑張って下さい! (2018年3月14日 0時) (レス) id: f05eea04c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:角砂糖 | 作成日時:2017年12月2日 19時