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『先生!?』
どうしてこうなる。
なぜかコンビニには店員制服姿のAが。
見てわかるが反射的になんでここにいると聞こうとすると先に『ここバ先なんです』と言われた。
一瞬のうちに目を輝かせる名前。
そんなにおれに会えて嬉しいのか。
めでたいやつだ。
だからだろうか、
「花火大会行かなかったのか」
こんな質問をしたのは。
『あ、花火…は、、もういいんです。なんかもう1人で行くのも惨めだし、忙しいお店見過ごすわけにもいきませんし』
「……そうか」
『てかセンセー会議あったんじゃないんですか?花火行けないって言うからちょうどこの時間にやるのかと…』
そういやそんなこと言ったなと思い出す。
「あー、まぁ」
首の後ろに手をやりながら濁しておいた。
「残念だったな」
この話題が続くのはまずいと思い、わざと皮肉っぽく言って逸らした。
だがローが嘘をついているとは微塵も疑ってないAにとってはそんなものは皮肉にも聞こえない。
『全然残念じゃないですよ、夏休み初日からセンセーに会えてますし!』
「……」
ローは眩しいものにふれたように目を細めた。
コイツはどこまで"おれ"を曝け出せば、興味がなくなるのだろう。
珀鉛病にかかって肌がまだらに白かった少年期のことでも話せば気味悪がって離れるだろうか。
そうなれば好都合だ。
いつもそうだから。
今までもローは自分にそういう感情を持って近づいてきた生徒に昔の話を少ししていた。
そうすると気味悪がって勝手に離れていくのだ。
「……今日何時に終わるんだ」
『え?あー、あと…30分くらいですかね』
ペットボトルが収納された冷蔵庫の上方にある時計を目を凝らしながら見てAは応えた。
30分。その後のことも考えるがまだまだ時間に余裕がある。
さっさと話して終わらせよう。
「するか」
『え?』
「花火」
ラックに収納された週刊誌、マガジン、雑誌。
その隣には市販の手持ち花火が売られていた。
ローはそれをいつもの読み取れない表情をしながら指差した。
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はるさめ(プロフ) - あの、最初の6~7ページかが名前になってて設定した名前に変換されてません。そしてこの作品凄く面白いですね!まだまだ最初部分しか見れてませんが…頑張ってください!応援してます! (2023年3月1日 15時) (レス) @page7 id: 299e20c6a9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あんちょろさん» コメントありがとうございます!遅いですが夜勤頑張ってください!夜更新が多いので気長に待っていただければ…送別会は割と力入れるので楽しみにしていてください! (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - ききぽんぬさん» コメントありがとうございます!読んでいただいて光栄です!お気に入り登録もありがとうございます😭更新頑張ります! (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 夜勤なうなのにもう送別会編が気になって眠れません(夜勤だから寝るな!) (2022年10月21日 23時) (レス) @page45 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ききぽんぬ(プロフ) - はじめまして、こんにちは!昨日、この作品と出会ってめちゃくちゃおもしろくてあっという間に全て読みました!続編が出来るということでとても嬉しく思います(*´﹀`*)嬉しいお知らせが届くのを楽しみにお気に入り登録させていただきました。これからも応援してます! (2022年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 79ed02044f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おにぎり。 | 作成日時:2022年10月5日 21時