□文化祭 ページ33
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校内がしんと静まり返る。
飾り付けられた廊下は一層華やかで出迎えるには完璧。
それよりも盛られているのが各々の教室。
現役女子高生のセンスはピカイチで簡単に言えば街中にありそうなおしゃれなレストランだった。
これを私たちで作り上げたのか。とあらためて思う。
あと数分で始まる文化祭。
緊張してくる。流石に皆スマホいじりをやめ、そわそわしてきていた。
コックコート姿のサンジが「頑張ろうぜAちゃん」と声をかけてくれる。
おかけで少しほぐれた。
と、教室のスピーカーが鳴いた。
「ただ今より、文化祭を開催いたします」
放送が切れると、シフトのメンバーが「よしっ。」と拳に力を入れる。
受付係のルフィが校舎全体に響くような声で
「がんばろーぜ！！」
握りしめた拳を上へと上げた。
「おおっ！」「いよっし！」と拍手をし、各々持ち場へとつく。
ほどなくして廊下には人通りが生まれた。
ついに始まったのだ。文化祭が。
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昼近くなると店は大繁盛となった。
教室の前には行列ができ、整備の人員をヘルプするほど。
昼ごはんということで来てるものが大半だろうが、受付をルフィにしたことでさらに効果があがっていた。さらにサンジの料理を食べた人が人から人へと宣伝していき、ついには階段のほうまで並び出す。
「サンジくん！大きいオーダー入ったわ！」
「任せてナミさん！」
サンジは全くへばることなくせっせと手を動かす。
Aも余計なことを考えぬよう手を動かし続けた。
ローにフラれたものの、約束通りサンジから料理は習っておりずいぶん上達した。
おかげさまで動きがサンジほどではないが速かった。
「Aちゃんいいね、仕事が速くて助かる！」
『サンジくんのおかげかな』
「Aちゃんそれ告白！？」
『違うかな』
笑いながらツッコんだ。
がんがんと食材の在庫がなくなっていく。
昼ピークを終えたら閉店かな。と喜びと不安が頭をよぎる。
時間とともに体が慣れてきた時、廊下に一際背の高い男性の姿が。
「トラ男〜！！来てくれたのか！」
頭が真っ白になった。
ルフィの陽気な声が教室内まで響き、クラスメイトの女子たちがハッと振り返る。
Aもつい、一瞬見てしまった。
そこにはローの姿。いつもの白衣姿で立っている。
久しぶりにまじまじと見た。ちょっとキュンとするも、隣にはルシアがいた。
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はるさめ(プロフ) - あの、最初の6~7ページかが名前になってて設定した名前に変換されてません。そしてこの作品凄く面白いですね！まだまだ最初部分しか見れてませんが…頑張ってください！応援してます！ (2023年3月1日 15時) (
レス) @page7 id: 299e20c6a9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あんちょろさん» コメントありがとうございます！遅いですが夜勤頑張ってください！夜更新が多いので気長に待っていただければ…送別会は割と力入れるので楽しみにしていてください！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - ききぽんぬさん» コメントありがとうございます！読んでいただいて光栄です！お気に入り登録もありがとうございます😭更新頑張ります！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 夜勤なうなのにもう送別会編が気になって眠れません（夜勤だから寝るな！） (2022年10月21日 23時) (レス) @page45 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ききぽんぬ(プロフ) - はじめまして、こんにちは！昨日、この作品と出会ってめちゃくちゃおもしろくてあっという間に全て読みました！続編が出来るということでとても嬉しく思います(*´﹀`*)嬉しいお知らせが届くのを楽しみにお気に入り登録させていただきました。これからも応援してます！ (2022年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 79ed02044f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月5日 21時
