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して、早速ローたちは外に出てタバコを吸っていた。
「ローその子のこと気になってる感じ？」
「…… は？」
なぜ、その考えになる。
そう言いたげなローの表情を見てロシナンテはちょっときまりの悪い微笑みをする。
そして答えた。
「今まで言ってなかったけどお前何か悩み事っていうか、まー…そういうことあった時タバコ吸うじゃん？だから何かその子のことで気になるのことでもあんのかなぁと」
終盤にかけてロシナンテの声色がどんどんと明るく、からかっているようになっていく。
反応はしたが、すぐに横を向いてひと息吸うロー。
ロシナンテは早まったかとテンションを落ち着かせる。
「それはねェ、生徒全員を平等に指導しねェとな立場だ。ありえねェ」
ローが言う。
やけに強い調子だった。
ロシナンテの言葉を気にしたのか、ローはタバコを吸うのを中止する。
それを横目で見てロシナンテはやっぱりと言いたくなった。
ふとスマホをつけ、時間を見る。
24時をとうに越していた。
「コラさん悪い、明日朝イチで学校の鍵開けねェとなんだ」
ローがポケットから車の鍵を取り出して駐車場へと歩き出す。
「そうか、じゃあな」
「連絡する」
いや、そんなんじゃねェだろ。
コラさんの思い過ごしだ。
タバコだってたまに吸いたくなるから吸ってるだけで、そんな理由じゃねェ。
コラさんやあの人にかけられた言葉とあいつの言葉が重なってるだけであって別に気になってねェ。
むしろ、あいつがおれを好きであって、決しておれがあいつを好きだからとかじゃない。
そんな簡単なことでこのおれが好きになるはずがない。
ただの生徒だ。
自分と似たような境遇の人間だからつい気になるだけだ。
そう。それだけ。
決して下心ありで気になるとかそういうんじゃない。
エンジンをかけ、駐車場脱出。
慣れた操作で車を発進させた。
花火大会もだいぶ前に終わり道路規制は解除されており、道路は空いていた。
だが、名残らしき若者たちが未だに道端で酒を飲んだり、つまみを食したりしている。
「あ！ドジッた！ローに言うの忘れてた〜！」
ロシナンテも遅れて駐車場を脱出。
兄同様、道交法の範囲内でぶっ飛ばしている時に気がついた。
「ルシアが来てるって！」
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はるさめ(プロフ) - あの、最初の6~7ページかが名前になってて設定した名前に変換されてません。そしてこの作品凄く面白いですね！まだまだ最初部分しか見れてませんが…頑張ってください！応援してます！ (2023年3月1日 15時) (
レス) @page7 id: 299e20c6a9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あんちょろさん» コメントありがとうございます！遅いですが夜勤頑張ってください！夜更新が多いので気長に待っていただければ…送別会は割と力入れるので楽しみにしていてください！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - ききぽんぬさん» コメントありがとうございます！読んでいただいて光栄です！お気に入り登録もありがとうございます😭更新頑張ります！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 夜勤なうなのにもう送別会編が気になって眠れません（夜勤だから寝るな！） (2022年10月21日 23時) (レス) @page45 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ききぽんぬ(プロフ) - はじめまして、こんにちは！昨日、この作品と出会ってめちゃくちゃおもしろくてあっという間に全て読みました！続編が出来るということでとても嬉しく思います(*´﹀`*)嬉しいお知らせが届くのを楽しみにお気に入り登録させていただきました。これからも応援してます！ (2022年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 79ed02044f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月5日 21時
