後輩くんはだいたいずるい【爆豪勝己】 (ページ30)

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□そしてページ30

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「約束一回破られたんでそれなりの代償は貰いますよ」

爆豪がこちらへ寄り、頭がくっ付くほどAと顔を寄せた。

何度もされていることなのにやはりいきなりやられると胸がどきりと音を立てる。

『だい…しょうって……』

「じゃあ、センパイがなんでも俺のいうこと聞くってことで」

『えっ』

「そ、ゼッタイフクジュー」

『……いやそれは……』

「大丈夫っスよ」

ニッコリとずるそうに笑う爆豪。

「センパイが思ってるようなヤラシーことはしないんで」

『……なっ！？』

仰天したような声を短く口の中であげる。

もちろん一瞬そんなことを考えたりもしたAはうんともすんとも言えない。

「じゃあ、そういうことで」

『……やっ、、やらしいことはやめてよ…』

「さぁ？どうでしょ〜？」

『嘘つかないでよ…？』

信用ならない。

掴めない。

「そんな心配しなくても大丈夫ですって、俺そんなに嘘つかないんで」

爆豪が喉を鳴らして笑う。

『…………』

Aが疑いの目で爆豪を見る。

「ドレスのことは嘘じゃないっスから」

____ドレス？

【カワイイカワイイ】

______あっ……あの時かああああ！！！？

思い出したAが顔を赤くしているのを見て爆豪がさらに愉快そうに笑う。

こうして、2人のダンスパーティが幕を閉じた。

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