爆豪勝己の偽彼女【爆豪勝己】 (ページ2)

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□始まりページ2

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これから彼氏とデートをする。

___よし。

私は寮の大きな扉の取手に手をかけ一つ頷く。

洗面所には開きっぱなしのヘアアレンジの載った雑誌。

初めて色々と挑戦した出来栄えにそこそこ満足し、外へと飛び出す。

心の中では会話が途切れないようにといくつかネタを考えていた。

__友達の百合の話と、怖い話と…

しかししばらくしてAは立ち止まってしまった。

これは………

___やりすぎ。

自身の格好、髪型全部を見て考え直した。

気合入れすぎって笑われる。
だって相手は腹黒王子。

『……あー！なんでこんなことになったかなぁ！』

叫ぶと同時に手に頭をやる。

__なんで私がこんなことしないといけないの！？

___そう、私のデート相手は学校では知らぬものなし。黙っていれば超絶イケメンの女子の憧れの的、

爆豪勝己。

しかし粗暴な口の悪さと性格がクズすぎることから腹黒王子と呼ばれている。

そんな彼に私は付き合って欲しいと言われたのだ。

どうしてこうなったのか。

話は数日前に遡る。

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