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___百合はどう思ったのかな。
あのまま気まずい雰囲気が続いた。
悟られなかったが、実際私と百合の間に見えない壁が築かれていた。
ホテルに帰り、夕食を済ませ、何事もなかったようにベットに入り込む。
今日はAがベッドで寝る番だった。
百合は……
傷ついたのか。
それとも、なんとも思わなかったのか。
でも、あの顔は_______
傷ついてた………よね。
否定された。
否定されたけれど。
嘘だよな…
あの眼差し。
あの感情。
百合が爆豪に対する目が違うのはなんとなく分かっていた。
_____なんで正直に答えてくれないのかな。
私が傷つくとか思ってるのか、それとも迷惑だと思ってるのかな。
はっきり好きだと言ってくれれば私だって考えが変わる。
_____辛いなあ。
百合のためを考えるのか、自分のためを取るのか。
もう一度聞く？
"爆豪くんのこと好きなんでしょ？”
聞けるわけないじゃん……
自分で言っといて言えないなんて可笑しな話だ。
言えない。言わない、
でも、このままじゃ……
「俺と付き合うって言う話もっかい考えといてくれへん？」
…………………痛いなぁ。
透目の言葉にこんなに悩まされるとは思ってもいなかった。
爆豪くんと付き合ってたいし、百合とも親友でいたいよ。
こうしないと一緒にいられないのかなぁ…
『爆豪くん……』
絞り出すような声。
「A〜！電気消すね！」
森ちゃんの一言で部屋の電気が消えた。
電気と共に私の声は消えていった。
このまま3日目を迎えることになる。
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2021年10月23日 11時
