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ー つ、疲れた…
輪からなんとか抜け出したAはローに挨拶を適当に済ませてくるから待っていろと言われたため、人目につかないバルコニーの手すりにもたれていた。
ローの上着があるが普通に寒い。
下がドレス一枚では寒いのは当たり前だよなぁとどうでもいいことを考えながら夜景を眺める。
ローの家からの眺めも絶景だがここはもっと絶景だった。
家の明かり、街灯の灯りひとつひとつが夜空を見上げた時と瓜二つで星が降ってきたよう。
ふぅ…と1つ白い息を吐くと、ふいに、入口のドアが開けられた。
振り向くと、バルコニーを窺うように視線を巡らせる若い男性がいた。
ツインパーマの黒髪。長い睫毛にマリンブルーの瞳。
美形な顔立ちや着用しているスーツからいかにもなセレブオーラを感じた。
ー うわ〜…イケメン……
彼はすぐ、Aに目を留め、申し訳なさそうに眉を下げて軽く頭を下げる。
「すいません、先客がいるとは知らず…」
『えっ、あっ！いえ！！全然！ちょっと酔いを覚ましていただけでして…すぐ戻るので』
なんだか加害者になったような気分になり、急いで打ち消す。
それと同時にきちんと大人らしいことを言えただろうかという不安にも駆られた。
「ではすいません、お言葉に甘えて」
きちんと整った薄い色の唇が優しい形に変わり、はにかんだ笑顔はなんとも大人の色気たっぷりで思わずきゅんときた。
男性は少し離れたところで手すりにもたれると、先ほどのAのように夜景を見つめて黄昏ている。
見ているのがバレぬよう横目で様子を伺うと、どこか疲労が溜まっているように見られた。
よく見ると目の下に隈があり、今しがた歩いていた時も空気が抜かれた身体を、ただ引きずるだけの歩き方だったような気がする。
だからつい人見知りより心配の気持ちが勝ってしまい話しかけてしまった。
『あの、…お疲れのようですね』
「…そう、見えますかね？表に出さないようにしてたのになぁ」
男性は話しかけられるとも思っていなかったのか、一瞬虚をつかれたように躓くもすぐに笑みを浮かべて対応する。
『あっ、すいません。気にしてました？』
「いえいえ別に」
『お水とか…』
「大丈夫です、時差ボケですから」
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
