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ー こ、これくる！？
ムードのかけらもないような慌てぶりの連想をする。
ローの顔が近づいてきて、くる！と確信したAは目と唇をきゅっと閉じる。
マナーとして目を閉じていたローがふと目を開くと、覚悟を決めたらしいぎゅっと目を瞑る従順な様子に、むくむくとちょっとした悪戯心と下心が湧き上がった。
そのまま固く結ばれた唇に口付けをしようとした、まさにその時。
電話のベルが鳴った。
音からして自分のものではない。
石のように固まったローのスマホからだ。
『せ、先生？着信…きてますよ…？』
「…………」
やがて離れたローの顔を見てギョッとした。
不機嫌さMAXの表情だったからだ。
隠す気もないその顔にAは恐怖で震えを覚える。
珍しくガチギレしていた。
スマホを持ち上げたローがさらに顔をしかめた。
どうやら病院からなどの電話ではなかったらしい。
となると身内からだろう。
「コラさん、あんた今日が何の日だと思っ…」
どうやらロシナンテかららしい。
《よォ、ロー久しぶりだな》
スピーカー越しに、人の賑わいの声が途切れ途切れ聞こえてきた。
あとその声の主はどう聞いたってコラさんではない。
理解を示すと、ローは耳からスマホを離し、ため息をつきながら通話終了のボタンまで指を伸ばす。
《待て、ロー切るな》
ー あ、ミンゴ先生だ。
聞き覚えのある声にAも反応する。
宥めるようにローに『先生』と一声かけると、しぶしぶ耳にスマホを当てた。
そんなに嫌なのか。
「なんでてめェが…」
お前のことは着信拒否してるのに…と余計な一言を加えて言う。
《そりゃ、ひでェ》
ドフラミンゴのメンタルは強かった。
「用件はなんだ、お前のために時間を使いたくねェ」
《邪魔をして悪いな、少し顔を出してほしいだけだ、今から言うところに来い》
それから1分も経たずに、スマホはものを言わなくなった。
Aはあえて口を出さずにローの言葉を待つ。
「A屋、時間はあるか」
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
