□クリスマス ページ40
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「Aさん今日入ってくれてありがとう！ほんと助かったよ〜！」
『いえいえ〜』
「ケーキ余ったから持って帰る？」
『いいんですか！？』
「チキンもいいよ、何個？」
『2個で！』
12月24日、午後7時。
学校は終業式のみで、午前中に終了。
Aは即バイト先に向かい、今ちょうど上がったところだった。
着替え、荷物を即まとめて、裏から出る。
ビニール袋に入った骨無しチキンとケーキ箱を持ってうきうき気分で歩き出す。
この後銀行に向かい、給料を下ろして、とあるお店へと向かう予定だった。
だが予定はあくまで予定で。
買い物を済ませたカップルがひそひそ話しながら出てくる。どこかを注目しているようだった。
Aも気になってそちらを見てみると、そこには身に覚えのある黒いSUVが。
一瞬にして理解をし、早いとこ逃げようと靴を滑らせた時、運転席のドアが開いた。
「よォ、A屋？」
黒いコートに身を包んだローがサングラスを上にずらし、呼んでくる。
この時ほど知らないふりをしたいと思ったことはない。
Aはそのまま立ち尽くし、次の言葉を待つ。
「奇遇だな？
ローは車を指す。
多分この男ずっと見張っていたであろう。
上がりの時間も知らぬのならここでずっと待つしかない。
待ちぼうけしました。という疲れがローの顔に少し出ていた。
『……はい』
乗ることにした。
.
助手席に乗り込んで、ドアを閉めてすぐ、ローの顔が近くに来た。
もちろんそういうムードではなく、追求するような血走った目。
「で、説明してもらおうか、おれの誘いを断っておいてバイトに入り込んでいたわけを」
答える間もなく更なる言葉が重なる。
「それと、なぜゾロ屋と一緒に帰っていた？おれという男がいながら浮気かてめェは？」
やれやれと、子供のわがままに付き合うようなニュアンスで言うがあくまで平然を装っているだけでローは内心めちゃくちゃに動揺していた。
『………』
Aは開いた口が塞がらない。
まさかそう思われているとは。
「なんだその顔は」
『先生それ本気ですか？』
「あ？」
『……ちょっと行って欲しいところがあるんですけど』
笑いを抑えながらAは言った。
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
