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「月曜」
『あっ、はい…』
彼が去り際の気配を纏った。
Aはこれまでにない寂しさを覚える。
ローが鉄柵を閉め、間に壁ができる。
本当に別れが来たのだと実感した。
「A屋」
名前を呼ばれる。
だけどそれはいつもの声じゃない。何かを決意したような声だった。
マフラーから顔を出した。
ローは真剣な面持ちで見つめていた。どちらかといえば睨んでいるに近い。
それをAは怒っていると勘違いし、ヒュッと息を呑む。
『怒ってます？』
「あ？怒ってねェ」
『でもなんか顔が、…険しい…ような』
ローの手が頰に当てられる。
冷えた手が急に添えられ、思わずビクッと反応してしまった。
それがとどめになった。
「やめとくか」
パッと手を離された。
あきらかにショックを受けていて、Aは青ざめる。
『あっ、やっ、違っ！』
自分でも驚きながら解説する。
『手が冷たくて驚いただけで決して嫌だとかじゃなくて！てかむしろ私はしたいです！』
言い終わってから自分が言ったことを理解して顔を赤くした。
___何言ってんだ私…！
___もっと他にあったでしょ！
___絶対変な目で見られる…呆れられたらどうしよう。
今すぐにこの場から逃げ出して、消えたくなっていると額に感触がした。
ローが前髪をかき分けてくる。
『せんっ、』
言い終わる前に額に唇を落とされた。
「次は口だからな」
ローは余裕げにふっと息を吐くように笑みをこぼす。
何と無しに、ローの手のひらがAの頭に触れ、そのまま2回ほど同じ動作が繰り返された。
呆然としているとローはすでにカーポートまで到着していてエンジンのかかる音でハッとなった。
温もりの残る場所に手を当ててみる。
頭を撫でられた感覚がまだ残っている気がした。
いや、それより大事な事があっただろう。
理解をすると心臓が大きな音を立て、じわじわと頬に熱が集まってくるのが自分でも分かる。
『☆$＜○〆♪%＊〒！？！？』
言葉にならない悲鳴をあげ、その日はそれだけで終了した。
___ディープな方でもしてるのかのぉ。
遅いと感じたマチコは思い過ごしをしていた。
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
