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すぐに明かりがつくかと思ってしばらく待っていたが、一向にその気配がない。
ローのスマホの明かりを頼りに窓に近寄り、窓の外を見てみる。
「一帯が停電だな、向かいのビルも、コンビニも、信号も消えてやがる」
『私これ、帰れませんよ…』
窓にたたきつけられる雨で景色がぼんやりしていても、灯りがついてないのだけはよくわかる。
みるみる暗くなっていって、雨と相まって全く外の様子が見えなくなってしまった。
「とりあえず、交通機関が動くまでは居てもいい」
『分かりました…！婚約0日目からハプニングですね〜、私はお泊まりとかしても全然いいんですけど！』
と、ローが何かを堪えるような表情になり、頭を抱える。
そして、こちらをギロッと睨みつけてくる。
イケメンの不機嫌顔ほど恐ろしいものはなかった。
「おまえもう帰れ」
『すいませんでした』
ったく。ローは呆れたように息を吐いてソファに腰掛ける。
腕を組んで、
「1時間も経てば直るだろ」
それが2時間前の言葉である。
現在18時近く。
外はまだ暗いままだった。
『いやぁ、まだ停電ですね』
沈黙を突き破った。
間を埋めるようなことしか言えなかったが。
すっかり冷めてしまった紅茶をちびちび飲みながらスマホをポケットにしまう。
Aもあのあとすぐにローの隣に座って時が経つのを待った。
スマホの電池がなくなってきたので一旦いじるのをやめる。
何度サイトを更新しても停電についての新情報を得られないのでやめた。
ローもそうした。
「A屋、おまえ家の人に連絡しなくていいのか？…たしか婆さんと住んでるんだったか」
『あ、ばあちゃんは今ドバイにいるので』
「……ハァ？」
面を食らってローは驚愕する。
何だその話は。顔に書いてあった。
Aは自然に返した。
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
